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ベルマーク係の主婦が夫の仕事の資金繰りのためいけにえに

「あ~、うちの店もこれくらい
 おいしいもの出さないとやっぱり駄目よね~」

有機栽培された食材を使用した
週替わりメニューが売り物の小さなレストラン。

・今月のブロマガ(このブログオリジナルコンテンツ)更新一覧表です


そこでランチを食べながら、
裕子は友人にそう話しかけた。

今週のランチ、
「シンガポール風チキンライス」
を注文した2人は、
チキンの茹で汁を使って炊き上げたご飯を
堪能しているところだった。

「でも、レストラン
 というよりもカフェなんでしょ、
 裕子さんのところのお店は」

裕子と食事を共にする友人、珠代は、
テーブル越しに裕子を見つめ、
微笑みながらそう声をかける。

長女が通う幼稚園で知り合った裕子に
初めてランチを誘われ、
珠代は駅前の裏通りにオープンしたばかりの
レストランにやってきた。
2歳になる下の娘は実家の母親に預けてきた。
4歳になった長女は今日もまた幼稚園だ。
入園して2ヶ月程度、
すっかり幼稚園に慣れた長女は、
毎朝、はしゃぎながら
通園バスに乗り込んで幼稚園に通っている。

浩介と珠代が今のアパートに越してきたのは、
次女が産まれてからである。
実家がそれほど遠くないとはいえ、
近所には珠代の同年代の友人はなかなかいなかった。
勿論、公園で娘たちを遊ばせていれば、
自分と同じような世代の女性に
出会うことも多かったが、
特に深く付き合うというわけでもなかった。
しかし、今春の長女の幼稚園入園をきっかけに、
それは少しばかり変わりそうであった。
珠代は、今後友人となれそうな女性達、
何人かに出会うことになった。

それは珠代が幼稚園PTAの役員に
なったことが大きかった。
PTA役員は全部で25名ほど。
当然、どの役員も子供を
幼稚園に通わせている母親ばかりだ。
役員決定後まだ1ヶ月程度だが、
既に会合は頻繁に開かれ、
互いの親密度は一気に増していた。
珠代は「ベルマーク係」として、
子供たちから集められるベルマークの集計とりまとめ、
という役割を担うことになった。

意識しない人間にとっては、
もはや疎遠なものといった印象だが、
ベルマークは食品、文房具、洗顔商品その他、
依然として多くの商品に印刷されている。
子供たちはそれを切り取り、
教室内の専用箱に随時提出をしている。
ポイント数、形も様々であり、
その仕分け、集計作業は簡単なものではない。
金銭が絡んでくるだけに、
ミスも許されない業務だ。
どう進めるべきかいろいろと試行錯誤する中、
一緒に相談をする相手が、
同じ「ベルマーク係」となった裕子であった。

裕子には、今年5歳になる、
年中クラスに通う息子がいた。
裕子と珠代は、お互いの家はやや離れていたが、
連絡を取り合うことも多く、
互いの境遇についても
少しずつ語り合う仲となっていた。
話題はやはり子供のことが中心であった。
性格、食べ物の好み、
好きなTV・キャラクター、
そして病気のこと・・・。
語り合うことはいくらでもある。
男の子と女の子では随分と違いがあり、
それがまた面白く、話を弾ませた。
そんな子供達の会話が一段落したときに、
裕子が口にしたのが、
レストランの食事を褒めるそのセリフであった。

「そうだけどね~、
 でもやばいのよ、ほんと、私のとこ」

細かく刻んだ長葱の入った
チキン風味のスープを飲みながら、
裕子が珠代に答える。
裕子が言うには、彼女の夫は
15年近く真面目に勤めていた
中堅商社を昨年突然退職し、
自宅そばに小さなカフェを
オープンしたとのことだった。

会社員時代のコネクションを利用し、
南米から輸入した珈琲豆を
自家焙煎するのが売り物のその店は、
オープン当初は物珍しさもあり
客で溢れかえったのだが、
数ヶ月も経つうちに、少しずつ客足も遠のき、
現状では相当苦戦しているとのことであった。

「そんなに深刻なの?」

「うん。まじでやばいって感じ」

そのあっけらかんとした様子からは、
深刻さがどの程度なのか、
珠代にもなかなかつかみかねた。

「ご主人も大変でしょうねえ」

「いいのよ、あの人は。
 マイペースでやってるんだから。
 私のことなんかいつもほったらかしよ」

突き放したようなその言い方にも、
珠代は、裕子の夫への愛情を感じ取る。

「いいんじゃない、
 マイペースでやってれば。
 寛治君も元気に暴れまわってることだし」

寛治君というのが、裕子の息子の名前だ。
ウルトラマンが好きで、
家中を走り回っているらしい。

「まあ、そうだけどねえ・・・・」

裕子はそう答えながら、
ふと告白するかのように、
珠代の目を見て言った。

「実はね、急なんだけど、
 私、働こうかなって思ってて・・・」

「えっ、働くの?」

蒸したチキンを辛目の特製ソースに
つけていた手を思わず置き、
珠代は驚いてそう言った。

「うん・・・・。って言うか、
 もう決めちゃったんだけど・・・・」

「ちょっと待って、裕子さん!
 じゃ、ベルマーク係はどうなっちゃうのよ!!」

珠代が冗談めいて、裕子に迫る。

「珠代さん、ごめん、任せた!
 ・・・・・・ってのは冗談でさ、
 ははは。大丈夫、
 働くと言ってもパートで、
 毎日じゃないみたいだから」

薄いピンクのポロシャツに、
白いタイトジーンズという格好の裕子は、
珠代にそう説明する。
ローライズのそのジーンズは、
ちらちらと裕子の背中の
白い素肌を見え隠れさせている。

「主人がね、声かけられたみたいなの、
 奥さんをパートで働かせてみませんかって」

「へえ」

「何でも主人のカフェへの
 援助が絡んでるみたいでね。
 その仕事先はカフェの内装をした事務所なんだけど」

「あら、よさそうな仕事じゃない」

店内ではコールドプレイの新作が
上品な音量で流されている。
話を弾ませる2人のテーブルは、
窓際に置かれていた。
夏を思わせるような日差しが、
窓から差し込み、
テーブルをまぶしく照らしている。
窓からは忙しげに歩き去る人々、
そして狭い道を乱暴に進む車の姿が見える。
ランチを共にする2人の人妻。
ともに長身でスラリとした体型に、
整った顔立ちをしていた。
レストランの中でも2人はひときわ目立ち、
数人でランチをとる営業途中の会社員のグループも、
先程からちらちらと視線を投げかけていた。

「じゃ、裕子さん、
 それで少しはお金が助かるわね」

「そうなの。
 勤務時間もそんなに大変じゃなさそうだし、
 それに家からすぐのところだから。
 いいかなって思ってさ」

食後に出されたフルーツティーを飲みながら、
2人はくつろぎの一時を楽しんでいた。
欧州から輸入されたというその飲み物は、
まるでワインのように赤い。
店員によれば、
それはハイビスカスの赤ということで、
ビタミンが豊富に含まれ
美肌効果もあるとのことだった。
夏季メニューのためアイスとして
提供されたそのドリンクは、
主婦をターゲットにした
レストランらしいものであった。

「ねえ、珠代さん、
 ところでマイホームのほうはどうなったの?」

裕子が自らの話題を変えるように、
珠代に訊いた。
唐突なその質問に、珠代は少し戸惑う。

「えっと、工事はもう開始したのかな。
 上棟まではまだまだだけどね」

「場所はそんなに遠くじゃないんだよね」

「そうね。東京には一駅遠くなっちゃうけど、
 家から駅までの時間は今とそんなに変わらないかな」

「土地の件で少し揉めてるとか
 言ってたじゃない・・・・、
 じゃ、あれはうまく行ったの?」

「・・・う、うん。何とかね」

その裕子の質問に、
珠代は斉藤の家での一夜のことを思い出す。
それはまだ先週のことだった。
男達に激しく抱かれた感覚が蘇り、
体が僅かに熱くなるのを、珠代は感じる。

もっと・・・・・、もっと激しく・・・・・・

自分から、夫以外の男の体を求めた光景が、
珠代の脳裏に鮮明に映し出される・・・・。

「珠代さん、どうかした?」

会話を途切らせ、
何かを思い出すような表情をする珠代に、
裕子が声をかける。

「・・・ううん、何でもないわ」

そんな珠代を見つめながら、裕子は言う。

「でも、珠代さん、
 綺麗よね・・・。ほんと、
 年上には見えないわ」

「・・・年上って、
 失礼ねえ。たった3ヶ月じゃないのよ!」

珠代がふざけた口調で答える。
珠代と裕子は誕生日が僅かに
3ヶ月違うだけの同じ34歳であった。
2人にとってそれはちょっとした驚きであり、
親密になるきっかけにもなっていた。

「でも綺麗・・・・・・。
 何か、肌のつやとかますます
 磨きがかかった気がするけど。
 最近いいことあった?」

「べ、別にないわよ・・・」

裕子に指摘され、珠代はまた、
斉藤との行為を想い出す。
自分の本当の姿を知ってしまった女は、
やはり何か違った風に
見えてしまうのだろうか・・・・。
そんな思いを打ち消すかのように、
珠代は裕子に言葉をかける。

「裕子さんだって、
 そんなにスタイルいいくせに・・・・。
 パート始めたら人気出るわよ、絶対に」

「やめてよ~」

「でも、とにかく楽しみね、そのお仕事」

「うーん、まあ、
 お仕事はどうでもいいんだけど、
 頂けるお給料は楽しみね~」

「そりゃそうね」

同世代の友人と他愛もない
会話をしながら昼食をとる。
そんな当たり前だけど、
子供がいる母親には
なかなか手が届かない幸せを、
2人は今、感じていた。

=====

40を前にし、私は、
周囲の反対を押し切り、
それまで15年近く勤めてきた中堅商社を退職し、
自宅近くで小さなカフェを始めた。
元々飲食業には興味はなかったが、
昨年、同期入社の社員が突然病死し、
それ以降、自分の人生について
いろいろと考えた末の決断であった。

中間管理職としての職務、
意味の無い会議の連続、
朝晩の殺人的な通勤ラッシュ、
その全てに対する疑問を、
大半の人々はうまくやり過ごしながら、
退職の日まで完走するのだろう。
しかし私には、
どうしてもそれができなかった。
辞めるきっかけを探し始めたとき、
たまたま仕事の絡みで、
とある南米の珈琲園と知り合い、
日本への進出を図りたいということで、
こちらから一方的に提案をし、
いつのまにか退職、
そしてカフェ開店の準備へと
一気に突き進んでしまった。

「大変だと思うけど、応援してるからね」

退職以降、妻、裕子はその不安を隠しながら、
夫である私に励ましの言葉をかけ続けてくれた。

そして、カフェ「ミスティ・マウンテン」
はオープンした。
駅からはやや離れてはいるが、
通行量の多い幹線道路からの便はよく、
近くには小さな短期大学もある。
開店当初は思った以上のにぎわいを見せ、
会社時代の同僚社員たちも多く訪問してくれた。
女子大生のアルバイトも採用し、
滑り出しはなかなかに順調といえた。

しかしオープン1年も経たない
うちに事業は行き詰まり、
先行きは不透明なものとなっていく。
想像以上にランニングコストがかかり、
当初用意した資金も急速に消化、
それ以上の融資を銀行から獲得するのも難しく、
悪質な金融業者に手を出す
しかない状況に追い込まれていた。

そのときに私に手を差し伸べたのが、
近所で設計事務所を経営している山口という男性だった。
50過ぎの山口は、既に20年以上の実績がある、
小規模ながらも従業員が
10名ほどいる設計事務所を経営しており、
私のカフェオープンの際には、
その内装設計を一任したことが
きっかけで付き合いを始めていた。

オープン後もいろいろと
アドバイスをもらっていた関係で、
私がつい金銭面の苦しい状況を話すと、
当面の融資を自らが差し出すと提案してきたのだ。
それは1千万円規模にもなるもので、
私には夢のような話であった。

「しかし、所長、そんなことをされてしまっても。
私には担保もないし、いつお返しできることか」

「いや、いいんですよ、無担保で。
 私はただ川口さんのカフェを
 助けたいだけなんです。
 とても魅力的なお店ですから」

「しかし・・・」

「応援させてください。
 なに、3年もがんばれば、
 きっと固定客がついてきますよ」

選択肢はなかった。
その山口の好意を受け、
私は当座の資金繰りをクリアした。

山口から電話があったのは、
それから2週間程度した頃だっただろうか。
何でも設計事務所の
経理補佐パート従業員が急に退職したため、
補充スタッフを探しているとの事。
そして私の妻、裕子はどうか、
と訊いてきたのだ。

私たちはちょうど結婚10年。
妻の裕子は34歳だ。
5歳の息子が一人の3人家族。
裕子は中学、高校とバレーボール部に
在籍したこともあり、
身長が168センチある長身の女性である。
体育会系でもあり、
余計な贅肉はほとんどついておらず、
現在も非常にスリムな体形を維持している。
手足が長く、昔鍛えられたその体は
しっかりとひき締まっており、
30代に入ってからは、
そこに大人の色香というものも
加わってきたかのようだった。

バストはCカップで
20代の頃の形を完璧に維持、
細みな体には意外なほどの
豊満なヒップも備わっていた。
姿勢よく歩くその姿は人目を引くほどでもあり、
私にはできすぎた妻であった。

今年、妻は息子が通う幼稚園の
PTA役員に任命され、
忙しい日々を送っていた。
同じ役員の仲間と頻繁に連絡をとりあい、
なかなかに楽しそうに過ごしているようだった。

「ベルマーク係なのよ・・・。いろいろと大変みたい」

「ベルマークなんて、いまどきあるのか?」

「あら、まだあるわよ。
 マヨネーズとか歯磨き粉とか、
 寛治の自由帳とかにもあるんじゃないかしら」

「なるほどなあ・・・」

結婚後、家の中にずっといた妻が、
そうやって久しぶりに外の世界に触れ
生き生きとする様を見て、
私は多少の安堵感と同時に、
わずかな嫉妬心も感じていた。

その妻、裕子をパートで採用したい、
との申し出である。
長男も幼稚園2年目、
また私の実家がすぐそばにあるため、
パートであれば働くことはできそうだ。
しかしPTA役員でいろいろと忙しいのも事実だ。
実際、PTA役員の選出をする際、
日中、仕事をしている母親は、
妊娠している母親、未入園児がいる母親などとともに、
その選出対象からは外されるそうだ。
それほどに、役員の仕事は半端なものではないらしい。

しかし山口の話によれば、
毎日ではなく、週3日程度で十分らしく、
時間もこちらの希望で都度
調整してもらって構わないとのことだ。
妻が私の店を手伝うという選択肢もあったが、
それよりも別の仕事をしたほうが
経済的にははるかにものを言う。

「山口さんには融資までしてもらっているし、
 やってみないか、裕子」

私は、妻にそう提案をしてみた。

「そうね・・・。家からも遠くないし、
 それにあの設計事務所なら
 しっかりしてそうだから、
 私、やってみるわ」

私の気持ちを察してなのか、
パート収入が家計の貴重な一助になる
という事実を敢えて口にしないところに、
私は妻の優しさを感じた。
こうして妻、裕子のパート勤務が始まった。

パートを始めると、
妻はそれまで以上に何か
いきいきとした様子になっていった。
気のせいか化粧もより上手になり、
服装にも気を使うようになった。
しかし、それは決して下品なものではなく、
妻の魅力を一層増すものであった。

ある夜、久しぶりに私は妻を抱いた。
もともセックスに淡白であった妻は、
息子を産んでから夜の営みとは更に疎遠になり、
我々の間では2ヶ月に1回あればいいほうであった。
最近は、退職後起業までの様々なストレスで、
私自身、そういう気分になることもなかった。
これほどに美しい妻を娶りながら、
結婚後にこんな風になるとは、
他人にはなかなか
信じられないことかもしれないが・・・・。

早漏気味の私は、
妻を自分のもので女として
満足させたことは恐らく一度もなく、
自己中心的な行為との責めを
受けても仕方が無いものだった。
しかし妻はそんな私に
不満1つこぼしたことはなかった。

何ヶ月ぶりかに妻を抱いた後、
それとなく妻の仕事場での話しとなった。

「仕事はどう、もう慣れたかい?」

「忙しいわよ。
 経理関連の帳票管理から、
 人事、総務のような仕事までやらされてるわ」

「所長はどんな感じ、仕事中は?」

私は山口の態度が少し気になっていた。

「やさしいわよ。
 ちょっとエッチなところもあるけどね、あの人」

妻が思わせぶりに少し笑みを浮かべながらそう話す。

「エッチって?」

「所長さん、よく私におさわりしてくるのよ」

「おさわり?」

「さりげなくだけど。肩とか背中とかさ」

「へえ」

私は平静を装いながら、
妻が職場で山口に背後から
背中を撫でられる光景を想像した。
嫉妬のみならず、
表現できない妙な感情が私の心に渦巻く。

「もう1人、
 伊藤さんっていう部長さんがいてね。
 この人も50歳いってると思うけど。
 見るからにスケベ親父って感じで・・・。
 この人、1回、私のお尻触ってきたんだから」

「そんな人もいるのか・・・・・・。
 大丈夫なのか、お前」

「全然平気よ。
 こう見えて結構楽しんでるわ、私も。
 外に働きに出るのなんて独身のとき以来だし。
 新鮮なのよね」

こんな会話をしながら、
私は職場での妻の様子をまた想像した。
私の知る限り、
若い女性社員はあの設計事務所にはいない。
他のパート女性は50代のはずだ。
30代で既婚者とはいえ、
妻のようなスタイル抜群な
女性が職場にいるとなれば、
男性陣の視線はいっせいに妻に集まるに違いない。

そしてセクハラもどきの行為を
妻にして楽しんでいる。
これは次第にエスカレートして
いくのではないだろうか。
私はそんな不安を覚えるのと同時に、
他の男にアプローチされる妻の姿を想像し、
それまで経験したことのない種類の興奮を感じた。

「いいだろ、もう1回・・・・」

私は妻の職場での話からもたらされた
予想外の興奮をどうにもできず、
また妻の裸体に手を伸ばした。

「どうしたの、あなた・・・・・」

驚く妻をよそに、私は妻の乳首を軽くつまみ、
首筋に舌を這わせる。

「ああんっ・・・・・」

「裕子・・・」

乳首を舐め、それが再び隆起していくのを確認し、
私は右手を妻の茂みへと伸ばした。
触れたとき、その泉は乾きを
取り戻しているように思えたが、
指を差し入れると、中は依然十分に濡れていた。

「あんっ・・・・、駄目っ・・・・・」

「ほら、これを・・・・」

妻の手をとり、私のペニスに誘導する。
それは一度放出したにもかかわらず、
既に硬い状態に回復していた。
サイズは平均以下のものだが、
妻はその硬さを確認するかのように、
何度も手を往復させる。

「さっきしたのに・・・・・、
 もう、こんななの、あなた・・・・・」

既に官能の混じる吐息を漏らしながらも、
妻が私を冷やかすように、そう言う。

「裕子が職場で触られてるって聞いたら、
 こうなっちゃったよ・・・」

「ばか・・・」

私は妻と情熱的に口付けを交わし、
そのクリトリスに指で刺激を与えながら、
形のいい胸に舌を移動させる。

「ああっ・・・・・・・、
 ああんっ・・・・・・・」

次第に妻の口からは、
喘ぎ声だけが漏れ聞こえるようになる。

「裕子、いいかい?」

私の指の動きから、
妻のその淫泉は、一気に濡れ、
再び愛液をほとばしり始めた。
妻は、感じやすいのだ・・・・。

「ああんっ・・・・・・、
 いいっ・・・・・・、
 いいわっ・・・・・・・」

「どこだ、ここか?」

「あんっ、そこっ・・・・・・・・、
 気持ちいいっ・・・・・・、
 ああんっ・・・・」

腰を妖しくくねらせる妻に、
私はもう我慢ができなかった。
妻の美脚の間に強引に体を入れ、
いきり立つ肉棒で一気に妻の体を貫いた。
濡れた妻の淫唇は、
吸い付くように、私のものを受け入れる。

「ああんっ!」

2回目とはいえ、
私は、いつも以上に、
とても我慢できる状態ではなかった。
それは、妙な類の興奮に
襲われたからに違いなかった。
私は妻の脚を抱え上げ、
最初から激しく妻を突きたてる。

「あんっ! あんっ! あんっ!」

妻が部屋中に響くほどの嬌声をあげる。

「裕子っ・・・」

「ああんっ! いいっ! ・・・・、いいっ!」

妻のスレンダーな肢体が折れ曲がり、
それだけで猥雑さをかもし出す。
私はキスを要求し、
妻はそれに舌を絡めて応える。
妻は両手でシーツを握り締め、
自分が襲われている快感を体現する。

ふと、私を、山口が妻を
抱いているような妄想を襲う。
私の下で悶える妻は、
山口に攻められて耐える妻の姿に映った。

「ああっ・・・、いいっ!」

山口に抱かれて感じているのか・・・・。

濃厚な興奮を、私は感じ取る。
腰を動かしながら、
妻と濃厚な口付けを交わし、
私は早々に限界に達した。

「いくよっ、裕子!」

「ああんっ・・・・駄目っ・・・・」

「裕子!」

「あんっ、まだ、駄目っ・・・・・ああんっ!」

「ああっ、裕子!」

私はそう叫ぶと、
耐え切れず妻の中にその夜、
二度目の放出を果たした。

僅かに乱れた吐息で、目を閉じたまま、
私の下で横たわる妻、裕子。
達した男の下で、
自らは昇り詰めることができなかった女は、
いったいどんな感情を抱くものなのか・・・・。
私は妻に何も言葉をかけず、
ただ優しく口付けをし、その髪を撫で続けた。

=====

そんなある日の午後、
山口から私の携帯に電話があった。
資金援助の一件もあり、
私はやや緊張気味に電話に出た。

「どうも、いつも妻がお世話になっていまして」

「いやいや、こちらこそ、
 大変助かっていますよ。
 奥様、随分な働きぶりですよ」

「そうですか・・・」

「ええ、助かってますよ、
 こちらは・・・。
 ところでご主人、
 今日はひとつお話がありましてな・・・」

山口はそう言いながら、
1つの相談を私に持ちかけてきた。

「実はうちの重要な取引先の
 ひとつであるハウスメーカーさんを
 接待する1泊の温泉旅行を企画してましてね。
 そこに奥さんとご主人を
 是非お連れしたいんですよ」

「旅行に、ですか?」

「そうです。大事な取引先でね、
 そのメーカーさんは。
 まあ、はっきり言うと接待旅行なんです。
 男ばかりで参加するのも何ですので、
 是非奥様の美貌をお借りしたいんですよ。
 何しろメーカーさんの
 部長さんってのがいつも
 女性、女性ってうるさい人でね。
 まだ若い方なんですが・・・」

社長はそう言いながら
電話越しに思わせぶりに笑う。

「しかし、妻でお役に立つんでしょうか」

「勿論です。ただご主人、
 最初にお断りしておきたいことがあります。
 今回は接待です。
 奥様には多少ご無理を
 お願いしてもらうことになるかもしれません」

「無理、といいますと」

「ま、ホステスの役目をしてもらうわけです。
 部長さんを存分に楽しませるんです。
 女性にしかできないこともありますからな」

山口のその意味深な発言が私は気になった。
妻にいったい何を要求するつもりだろうか。
オフィスでのセクハラまがいの
行為のことが私の頭を素早くよぎる。
しかも泊まりの旅行である。
何か間違いが起こらないとも限らない。
しかし他ならぬ、山口の誘いだ・・・・。
融資の件がある以上、
拒絶することは私にはできない。
不安げな私を感じたのか、
山口は続けて私に話しかける。

「さすがにご心配でしょう。
 そこで是非ご主人も
 一緒に招待したいと思いましてね」

「しかし私はお邪魔では・・・」

「夜の宴席では席を外して
 もらうことになるかもしれません。
 しかしそのほかは奥様とご一緒ですよ。
 ご主人も毎日カフェに顔を出して、
 なかなかお疲れでしょう。
 ここらで一服されてもいいんじゃないでしょうか。
 なあに、費用のほうはこちらの経費で
 全部落としますからご心配なく」

「いや、それではあまりにも・・・」

躊躇する私に、
山口は少し強い調子で私に言った。

「奥様には既に了承は得ています。
 お力になれるなら、っておっしゃってましたよ」

自分の意に私が逆らえないことは、
山口自身がわかっているはずだ。
しかも今回は旅行への招待である。
私はその提案について極力考えすぎないよう、
軽い気持ちで了承することにした。

私たちが向かった温泉宿は、
伊豆の西海岸沿いの山中にある
隠れ家的な場所だった。
ホテルではなく、
広い敷地に茅葺の数寄屋造りの
離れがいくつも建てられた、
風情があり、かなり高級なクラス
と思われる旅館だ。
約15ほど建てられた離れは、
眺望、露天風呂、庭など、
それぞれが異なる強みを持っており、
その一帯は周囲の喧騒から完全に隔離されている。
そこは、虫が奏でる音だけが存在する、
心地よい静寂に包まれていた。

我々は5歳の長男を私の実家に預け、
久々にカフェも休業とし、
この旅行に参加した。
好きなウルトラマンの大怪獣バトルゲーム
のカードアルバムを握り締め、
長男は、我々だけが出かけることに、
全く反対はしなかった。
既に祖父母からは、
新しい怪獣人形を買ってもらう約束を
取り付けている模様だった。現金なやつである。

旅行への参加者は、山口所長、私、妻、
そして接待相手の大手ハウスメーカーの部長、以上4名。
部長の名前は松野といった。
部長との肩書きながら、想像以上に若い。
恐らくまだ40代半ば、
私より少し上くらいではなかろうか。
山口よりは明らかに年下である。
社会に出れば年齢など関係はない。
時には、年下の相手であろうと卑屈になり、
もてなす必要がある。

妻の話によれば、山口の設計事務所は、
松野が勤務するハウスメーカーの
お抱えのような扱いになっているらしかった。
仕事の大半は松野のメーカーから回され、
それにより山口の経営は
成り立っているといってもいいらしい。
普通に考えれば、ハウスメーカーと
設計事務所というのは競合するような気がするのだが、
下請けとしての役目を担う事務所も数多くあるそうだ。
そうした関係であれば、
山口が松野を接待するのも当然といえた。

門をくぐり、フロントがある離れまで、
我々は石畳を踏みながら、
風情のある庭園を歩く。
打ち水がなされ、
見事に配置された木々の若葉の匂いが、
あたりを濃く包み込んでいる。
梅雨明け間近を思わせる、
厳しい日差しが空から降り注いでいた。

「所長、こんな豪華なところ、
 ほんとにいいんですか」

周囲を見回しながら、
妻が隣を歩く山口に聞く。

「裕子さん、いいんですよ、
 今日は。その代わり、
 松野さんへの接待、頼みますよ」

山口は、後方に少し離れて歩く
松野に視線をやりながら、妻に声をかける。

「ええ、それは勿論、頑張りますわ」

妻と山口のその話しぶりに、
想像以上の2人の親密度を私は感じる。
私は多少の居心地の悪さを感じながら、
2人の後をついていった。

私たち夫婦に一つ、
そして少し距離をおいて山口と松野と、
二つの独立した離れがそれぞれに割り振られた。
私たちの部屋の風呂は、
露天風呂ではないものの、
岩風呂といわれるもので、
天然の岩をくりぬいて作られた、
何とも個性的なものだった。
山口たちの部屋には、
内風呂としての檜風呂、
そして露天風呂が備わっており、
部屋数も8畳間、6畳間の二部屋と、
大人数でも泊まれそうな離れであった。

到着後、まずはそれぞれの離れで
休憩ということになり、
私たちは夕食の時間までは
各部屋で滞在することにになった。
各自の車で来たのだが、
途中の高速が案外と空いていたこともあり、
予定より早めに到着し、まだ午後4時前であった。

妻と一緒に温泉に来るなど、
いったいいつ以来であろうか。
会社に勤務していた頃も年に1回か2回の
家族旅行は近場で適当に済ませていた我が家にとって、
このような豪華な温泉宿は、
全く縁の無いものであった。

「裕子、見なよ、この風呂」

私は部屋に入るなり、早速岩風呂に妻を案内した。

「天然の岩をくりぬいて作ったって書いてあるぞ」

「へえ~。
 でもよくくりぬいたよね~、こんな固そうな岩」

能天気な感想を漏らす妻を、
私は背後から突然抱きしめる。
それは、自分でも意外な行動だった。

「ちょっと、あなた・・・・・」

モノトーンのフラワープリントを
あしらったワンピースを着た妻が、
驚いたように体をよじる。
肩から素肌を露出した、
開放的な服装だ。
身長170センチ少々の私と、
妻の背丈はほとんど変わらない。

「いいじゃないか、
 まだ夕食まで時間はあるし・・・・・」

私は背後から手を伸ばし、
胸元からワンピースの中に潜り込ませる。
胸の膨らみのあたりを軽く揉みながら、
うなじに舌を這わせる。

「あんっ……」

強く抵抗もしない妻を確認し、
私はワンピースの後ろファスナーを一気に下ろす。

「あなた、そんなに焦らないで・・・・・」

私はそれには答えることなく、
妻からワンピースを剥ぎ取り、
ランジェリーだけの姿にした。
ブラとパンティー、揃いの薄い紫色で、
全面をストレッチレースで仕上げた贅沢な下着であった。
目を凝らせば、ブラの下には、
桃色に熟れた乳輪、そして乳首が、
刺繍の隙間から確認できるようであった。

「こんな下着、持ってたのか、お前」

その刺激的なランジェリーに
身を包んだ妻を抱きながら、私はそう訊いた。

「だって知らないでしょ、
 あなた、私の下着なんて・・・・」

「そりゃそうだが・・・・」

夜の営みが頻繁でない私たちにとっては、
確かにそれは的を得た指摘だ。
しかし、私はそのような挑発的な
下着をつけた妻を見たことはなかった。

私は妻を自分の方に向け、激しく唇を吸った。
そして自らのシャツ、チノパンを脱ぎ捨てる。
既に硬さを増している私の股間に、妻が気づく。

「どうしたの、あなた・・・・・」

キスを受け入れながら、妻は私にそう訊く。
温泉での接待。山口と親しげに会話をする妻。
接待相手となる松野。
そしてこの刺激的なランジェリー姿の妻。
全てが折り重なって私を襲い、
興奮をもたらしたのだろうか。
しかし、そんなことを妻に吐露できるはずもない。

私は妻の質問には答えず、
背中のブラのホックに手を伸ばし、それを外す。
ブラが床にはらりと落ち、
その下に隠されていた形のいい妻の胸が露になる。

「やだっ・・・・・」

私は乱暴にその胸を揉みながら、
浴室のドアを完全に開けた。

乱暴に妻のパンティーを剥ぎ取り、
我々は全裸で抱き合ったまま岩風呂に入った。
大人2人が入っても、
それは十分なスペースであった。
私は妻を自分の上に、
脚を広げて向かい合わせるように座らせる。
激しく口付けを交わしながら、
私は妻の秘唇を指で刺激する。
湯船の中でも、それはまた、
牝としての湿り気を帯びていることは
容易に確認できた。

「あんっ・・・・・・、
 駄目だってば・・・・・・」

悶える妻の乳首を唇で軽く噛み、
更に刺激を加える。

「どうだ、裕子」

「ああんっ、駄目っ・・・・・・」

艶のある吐息を漏らしながら、
湯煙が充満する室内で、感じやすい妻は、
恥ずかしげに私の股間に手を伸ばす。
私の肉棒は水面下で、
完全に硬く変貌していた。
それをつかみ、妻は催促するように
優しく上下に手を動かす。

「駄目だよ・・・・」

私は、このいつもとは違うシチュエーションに、
いつも以上に我慢ができそうになかった。
妻の太腿を抱えると、
肉棒を妻自身の下に仕向け、
そして妻をその上に沈めた。

「ああんっ!」

浴槽に入ったまま貫かれ、妻が嬌声をあげた。

我慢できないかのように、
妻は自分から激しく腰を前後に揺らし始める。
私は懸命に放出を先延ばししようとするが、
妻のその淫らな姿態に、
それは難しそうなことを悟る。

「あんっ! あんっ! あんっ!」

あごを突き出すように体を反らし、
妻は私の上で踊った。

「裕子っ・・・・」

「ああっ、
 いいっ・・・・・・、
 いいわ・・・・・・」

下半身を振り続ける妻の乳房を、私は揉みしだき、そこに顔をうずめる。

「あんっ・・・・・・、あんっ・・・・」

浴場に、妻の喘ぎ声が妖しく響き渡り、
それが2人の興奮を加速させるようだった。

体をくねらせる妻を上にし、私は限界を感じる。

「裕子、もう出ちゃうよ・・・・・」

「ああんっ・・・・・
 あなた、まだ駄目っ・・・・・」

妻は目を閉じたまま、
私にキスを求め、そう声を漏らす。

「裕子っ・・・・」

「あんっ!・・・・・・駄目っ・・・・」

もはや決断をした私は、
下から腰を突きあげ、
一気にスパートを始めた。
激しく浴槽内が波打ち、湯が外に飛び散る。

「裕子、いいか!」

「いいっ・・・・・いいわっ!・・・・・」

「ああっ、いくぞ!」

「あんっ・・・・・まだっ・・・・」

「ああっ、裕子!」

私はそう叫ぶと、妻の中に、
それを激しく放出した。
妻を取り残したまま、私は、一人、
満ち足りた状態で妻を抱いたまま、湯船に沈んだ。


「あれじゃ、奥さんは満足できないですねえ」

下方で繰り広げられた光景の一部始終を眺め終わり、
松野は山口にそう声をかける。

「いや、そうでしょうなあ・・・」

部下である裕子の裸体に興奮を隠しきれない山口が、
努めて冷静に松野に反応した。

「おや、どうしました、山口さん」

山口の声色から、その隠しきれない興奮が、
松野にも伝わってしまったようだった。

「いや、普段目の前で見ている女性ですからなあ。
 あんな風に乱れる光景を見てしまうと、
 さすがに興奮してしまいますわ」

照れを隠すような表情で
素直に山口はそう白状し、そして話を続けた。

「何となくですが、
 あの奥さんからは
 聞いておったんですよ、私は」

「ほう」

「どうも、夜の営みは
 ほとんどしていない様子でしてね。
 しかも旦那の行為で満足したこともないと。
 いや、仕事の合間に冗談めかして
 何とか聞き出しただけなんですが」

「あれを見れば、それは事実ですね」

「ご主人があれほど早くちゃ、
 奥さんも満足はできないですなあ」

狭い屋根裏のスペースに
腰をかがめるようにしゃがみこみ、
先程から2人は、下の風呂の様子を
一部始終手に取るように観察をしていた。

この温泉宿の運営企業は、
松野が勤務する大手ハウスメーカーと関係が深く、
社員は接待、社内旅行等で頻繁に利用している。
宿の経営陣には、ハウスメーカーから
出向している人間もいる。
そして、裕子たち夫婦が滞在する離れは、
そのメーカー主導で設計されたもので、
遊び心で、隠された2階から
浴室が覗ける様な仕様が施されていたのであった。

これを知る者は、宿の経営陣及び
ハウスメーカー幹部社員に限定されており、
例えば社員旅行では若手女性社員を
この離れに宿泊するように誘導し、
男性幹部社員が外の庭から
梯子をかけてここの2階に侵入し、
その下の眺めを堪能するのが
恒例となっているのであった。

更に、過去には、
土地の取得で係争状態となった
相手企業幹部を招待し、
ハウスメーカー経営陣の息のかかった
若手女性社員にその人間を巧みに誘惑させ、
浴場での二人の行為を撮影し、
後にそれを脅迫材料に使ったという
事実もあるのだった。
無論、山口はそこまでの経緯は知らされていない。

40センチ四方に切り取られたその覗き窓は、
浴室から見上げれば凝った照明に見せかけられており、
その表面は水蒸気で曇ることの無いよう、
特殊コーティングがされているという
念の入れようであった。

早めに宿に到着し、夕食までの間、
宿で時間を費やすよう仕向けたのは、
松野のアイデアであった。
当然、風呂には入るため、
その裸体がじっくり観察できる。
またこの宿の風情を考えれば、
夫婦一緒に岩風呂に入ることも十分考えられる、
と読んだ上でのものだった。
その松野の予想通り、
2人が2階の覗き部屋に到着するかしないかのうちに、
下での夫婦の行為は始まったのであった。

自分たちが覗かれているとも知らず、
浴槽内で抱き合い、
口付けを交わし続ける夫婦を眺めながら、
松野が感心したような声色で漏らす。

「しかし山口さん、今回はレベルが高いですなあ」

「いやあ、松野さん、そうでしょう」

「あんなに色っぽい女性は久しぶりですよ。
 スタイルが抜群ですねえ。
 胸も形がいいし、あの脚の長さはたまりませんよ」

裕子の裸体を眺め、
それに値段でもつけるかのように、
松野は遠慮なく感想を述べる。

「そもそもあのご主人の店の
 内装をうちがやりましてな。
 そのときに奥さんとも会ったんですが、
 いやこれがすごい美形でしてなあ。
 何とか部長に紹介したいと、
 いろいろ手を回して、
 うちで働かせることにしたんですよ」

年下の松野に媚びるように、山口はそう言った。

「しかしよく見つけましたね、
 あんな人妻・・・。
 いや、こりゃ、今夜が楽しみです」

「たぶんまだ絶頂を知らんでしょう、
 あの調子じゃ。
 是非、部長のテクニックで
 陥としてやってくださいよ」

そう言うと、
山口はくっくっくっと、小声で笑った。

=====

午後6時、まだ外は日差しが十分に残っているが、
我々は山口と松野が滞在する離れに行き、
4人で夕食を開始した。
伊勢海老の姿盛、地鯵、サザエの造り。
西伊豆に位置するだけに、
駿河湾の海の幸をふんだんに使った、
豪華な会席料理である。

我々は食前酒として上品な梅酒を味わった後、
ビールをグラスにそそぎ、改めて乾杯をした。
妻、裕子は抜かりなく、
松野のグラスにビールを注いだ。
妻がそうやって他の男にお酌をする光景は、
何か、見慣れないものだった。

「いやあ、所長さん、すいませんね、今回は」

そう話しながら一気にビールを飲み干す松野に、
すっかり低姿勢な山口が答える。

「いやいや、とんでもありません。
 毎年恒例ですからね。
 是非お楽しみいただければと思います。
 今回は初めて、
 うちの事務所の社員をお連れしましたよ」

そう言って、山口は改めて松野に妻を紹介した。

温泉に入った後ということもあり、
全員、宿の浴衣姿である。
肩に届く妻の髪は丁寧に整えられ、
風呂上りのうなじがなまめかしく光っている。
松野の空いたグラスにビールを足しながら、
妻は挨拶をした。

「川口でございます。
 いつも大変お世話になっております」

「所長、隅に置けませんなあ。
 いつのまにこんな美人を社員にされたんですか」

妻をなめるように見ながら、
ご機嫌な様子で松野が聞く。

「今夜はこの川口が
 部長に存分に尽くさせてもらいます。
 どうぞ、よろしくお願いします」

妻のその口ぶりはすっかり板についたもので、
私は少し驚いた。
こうして妻が自分以外の男性と
親しそうに話すのを見るのは、
随分と久しぶりな気がする。

「そちらはご主人さんですね。
 いやあ、うらやましいですねえ、
 こんなおきれいな方が奥様なんて」

私は自己紹介をし、
山口にお世話になっている旨を説明したが、
松野は真剣に聞く事はなく、妻との会話を進めた。

「奥さん、背が高いですなあ」

「学生時代、バレーボールをやってまして・・・・」

すこし恥ずかしそうに妻が答える。

「ほお、バレーボールを。
 しかしそれにしてはスリムなんじゃないですか?」

「いや、そんなことないですわ」

「それに何かこう、
 上品な気配が漂っていますなあ。
 やはり所長の教育がいいんでしょうなあ」

山口を持ち上げるように、松野が言う。

「いや、松野さん、私は何も。
 しかし、女性は30代ですよ、やはり。
 一番熟しているとでも言いましょうか」

「いや、おっしゃるとおりですなあ」

「もう、いやですわ、お二人とも」

上機嫌で笑う松野に、
妻がそう言いながら笑顔でビールを注ぐ。

3人が和やかに食事を進める中、
私の立場は完全に忘れ去られたものであった。
3人が業界の話を進めていくと、
私はますます話しについていけなくなった。
たいそう豪華な食事であったが、
それもほとんど味わうことはできず、
私はただビールを胃袋に流し込んだ。

そんな調子で食事を進め、
1時間ほどした頃であっただろうか。
突然、その離れを訪れるものがあった。

「おお、どうぞ。入りなさい!」

玄関の土間のほうに目をやりながら、
山口がそう叫んだ。

「失礼しまーす!」

入ってきたのは、なんと、
二人の女性コンパニオンであった。
しかもその二人は、
こんな温泉宿には似つかない、
OL風の紺のストライプが入った制服姿である。

「じゃ、ここと、ここに座って。
 さあさあ、盛り上げて、盛り上げて!」

そう指示を出す山口に従い、
二人は山口の隣、そして私の隣に遠慮なく座る。

「あの、山口さん・・・・」

私はその意外な展開に驚き、
山口に問いただそうとした。

「いや、男性は3人ですからな。
 女性も3人。
 さあ、ご主人も楽しくやりましょう。
 あっ、奥さん、まあ、
 今日は無礼講ということで、
 少しはご主人も大目に見てやってください」

山口は上機嫌な様子で、
早口でそう妻に声をかける。

「は、はい・・・・、そうですね、
 じゃ、私は松野さんのお世話をさせていただきますわ」

一瞬戸惑った様子だったが、
すぐに明るい表情を取り戻し、
妻はそう山口に言った。

「では、また乾杯と
 いきますかな・・・・。はい、乾杯!」

その山口の音頭は、
長い夜の始まりを告げる合図でもあった・・・・。

二人のコンパニオンは上着を脱ぎ、
派手なブラがはっきりと透けて見える
薄い生地のシャツ姿となった。
しかしこのOLのような格好が、
どうにもこの温泉宿にはアンマッチであり、
それがまた男を妖しく刺激するともいえた。
二人とも髪を茶色に染め、
派手な顔立ちをしている。
共にまだ20代前半、
身長は160センチ程度だろうか。
山口の相手は、
胸の隆起がかなり目立つ女だ。
会社員風の名札を見れば、
そこにはミユキと書いてある。

我々はそれぞれ二人ずつの会話が増え、
酒を進めていった。
既に食事は概ね終わり、
あとは酒を重ねていくだけの状況だ。
山口と松野は日本酒に切り替えている。
ふと気づけば、あまりアルコールは強くない妻が、
松野からの酒をその杯で受けている。
私は二人の様子が気になって、
ちらちらとそちらを見ているのだが、
妻はそれほど私を気にする様子はなく、
陽気にはしゃいでいた。

私の前に座る山口とミユキは、
二人で何かゲームを始めたようだ。

「もう、お客さん、強いんだから~」

ミユキはそう言うと、
突然その白いシャツを脱ぎ去り、
上半身、ブラだけの姿になった。
黒の刺繍が特徴的な、
男をそそるようなブラだった。
ボリューム感たっぷりの豊乳をブラに隠し、
ミユキは山口の手を握りながら、
きゃっきゃっと楽しげに笑っている。
山口もご機嫌な様子で、
女の背中周辺へのおさわりを開始していた。
下着姿になったコンパニオンを見て、
妻の表情は一瞬驚いたように見えたが、
すぐに松野との会話に戻った。

私の隣の女性は、
山口の相手のミユキと比較すれば、
やや口数の少ない女であった。
遠慮がちに私のグラスにビールを注ぐその仕草は、
悪い印象を与えるものではなかった。

「へえ、あちらにいらっしゃる方、
 奥様なんですか」

ケイと名乗るその女は、
私にそう話しかけながら、
微妙にその距離を接近させてくる。

「すごくお綺麗ですね、奥様」

妻を観察するようにじっと見つめ、
ケイはそう感想を述べた。

「まあね・・・」

私は、適当な返事をしながら、
こんな席で妻と同席する
不自然さを感じずにはいられなかった。
妻は依然、何やら松野と楽しそうに談笑している。
さすがに触れてはいないものの、
松野は妻に密着せんばかりの体勢で、
酒をあおっているようだ。
二人の若いコンパニオンと比較すると、
妻の落ち着き、清楚さといったものが、
何かいっそう目立つかのようであった。

2人のコンパニオンが加わり、
部屋の喧騒が更に高まった雰囲気にも慣れた頃、
山口が突然声をあげた。
午後9時を少しまわった頃だった。

「皆さん、盛り上がってるかと思いますが、
 では、そろそろ二次会といきましょうか」

二次会? 
その提案の意味が私にはよくわからなかった。
松野は笑みを浮かべながら、
黙って山口を見つめている。

山口は私のほうを見て、こう説明した。

「ご主人、我々はこのままここで飲みましょう。
 そして松野さんと奥様には、
 ご主人たちの離れをお借りして
 そこで改めて飲みなおして
 いただきたいと思いますが、
 よろしいですな」

「えっ、私たちの・・・」

私は一瞬、言葉に詰まった。

「ええ。接待ですからなあ。
 少しはお2人の時間もお作りせねばなりませんからな」

山口は私に伺うという素振りは見せず、
ただ通告するかのように喋った。

「君たちはここで盛り上げてくれよ。
 まだまだ飲み足りんだろう」

山口はコンパニオンたちにそう声をかけると、
二人は嬉しそうに歓声をあげた。
山口の相手の女、ミユキは、
依然、上半身下着姿であった。

「では松野さん、ご面倒ですが、
 場所をお移りください。
 既にフロントに言って、
 つまみや酒はあちらに用意させていますから」

いつの間に山口はそんな手配をしたのだろうか。
そんな疑問が私の胸によぎる。

「どうも所長、相変わらず手回しがいいですなあ」

松野はゆっくりと立ち上がり、
浴衣を整えながら、山口をねぎらった。

「さあ、裕子さん、お願いしますよ」

「所長・・・・、
 私たちだけが場所を変えるんですか・・・?」

移動を促す山口に、
妻が少し不安げな視線を投げながら問いかけた。

「それが接待ですよ、裕子さん。
 くれぐれも頼みますよ。
 さあさあ、行ってください」

山口は妻の質問をはぐらかすかのようにそう言うと、
立ち上がり、玄関に行き、戸を開けた。
何か、山口に問いかけるべきであった私だが、
何も言うことはできなかった。
融資の件、妻を採用してもらった件、
そして旅行に招待されているという立場・・・・。
様々な負い目が私に襲い掛かかったのである。

「じゃ、いきましょうか、松野さん・・・」

妻は吹っ切ろうとするかのように松野をそう誘うと、
私には「じゃあ」と小さく声をかけ、
そのまま松野を伴って部屋を出て行った。
妻も何杯かビールを付き合っているので、
少し酔っているようである。
私は気持ちを整理できないまま、
心地いいとは言えない酔いを抱え、
その部屋に残った。

=====

隣に座るケイが、無言のまま、
私の空いたグラスにビールを注いだ。

山口は部屋からフロントに電話をし、
つまみとなるようなメニューを注文すると、
改めて4人でテーブルを囲ませ、
宴を再開させた。

「いやあ、ご主人、
 今日は存分に楽しんでいってくださいよ」

山口がブラの上からミユキの
豊かな胸の膨らみをまさぐりながら、
私にそう声をかける。
ミユキはそんな山口を制止しようともしない。
松野と妻が不在になったためか、
山口の行為は一気に大胆なものへと変貌していった。

「最近は順調なんでしょう、お店のほうは」

山口が私に気を使うかのように、そう話しかける。
確かに山口の融資を受けて以降、
客足は再び上昇傾向にはあった。
珈琲一辺倒であったメニューにインド産の紅茶、
ハーブティーを加え、
ランチの数も増やしたことが、
功を奏したようであった。

「ええ、おかげさまで・・・・」

「じゃあ、楽しくいきましょう、楽しく!」

山口の音頭でその場は盛り上がり、
男女2名ずつの飲み会は
次第に乱れたものになっていった。

私はどうしても落ち着かず、
気持ちよく酔うこともできなかった。

「元気ないですね・・・・。どうしたの?」

隣のケイがそう声をかけながら、
私の手に自分の手をそっと重ねてくる。
白く、華奢なその手は、少し冷たく感じた。
私はそれを振り払うこともなく、

「ああ、そんなことないよ・・・・」

と答えた。
妻のことが気になるのは当たり前なのだが、
私は、妻を他の男と2人きりにした
この状況に自分がかすかに
興奮を覚えていることに気づき、
それに混乱しているのだった。

何か起こることを私は知らないうちに
期待しているのだろうか・・・・・。

ふと気づけば、
山口とミユキが濃厚なキスを交わしていた。
ブラはまだつけたままであったが、
唇を吸いながら、山口は
ミユキの胸を乱暴に揉んでいる。
どうやら日本酒を口移しで飲ませあい、
そこからキスへと発展したらしい。

「あっ・・・・・・」

山口のキスを受け入れながら、
ミユキの口からかすかに
艶のある声が漏れ出している。

私はそんな2人を見ながら、
意を決したように、立ち上がって言った。

「山口さん、
 ちょっと飲みすぎたみたいなんで、
 外の空気にあたってきます」

「おっ、大丈夫ですか、ご主人」

相当酔っている様子の山口は、
特に引き止めるような言葉もなく、
ミユキに抱きついたまま、私にそう答えた。
私の横では、ケイが私を見送るかのような表情で、
ただ黙ってこちらを見つめている。

私は急いで外に出ると、酒の勢いも手伝い、
妻と松野の様子を見に行くことに決めた。
離れは全て庭に面しており、
2人がいる私たちの離れは
狭い縁側のようなスペースを
挟んで庭に接している。
私はそっと2人がいる離れに近づくと、
縁側の引き戸に手をかけた。
予想通り、鍵などかかっていない。

中からは時折にぎやかな笑い声が聞こえてくる。
私は真っ暗な縁側にしゃがみこむと、
縁側と部屋を仕切るふすまから中を覗き込んだ。
そのふすまは雪見用の小さなガラスを備えており、
ふすまをずらすと中が覗けるのだ。
広い部屋で、ふすまから
2人のテーブルまでは距離があるので、
2人に気づかれることもないようだった。

2人は日本酒をテーブルにならべ、
随分飲んでいるようであった。
妻は松野の脇に密着するように座り、
お酌をしている。
気のせいか、浴衣が首すじ、
そして足元で少しはだけ、
美しい肌を更に露出させているかのようだった。
妻はよく笑い、ご機嫌な様子だ。
そして私の耳に届く彼らの会話は、
予想通り、際どいものとなっていた。

「だから、奥さん、
 早くその色っぽいブラをとってくださいよ」

松野がお猪口を持ちながら、
妻に冗談っぽく要求している。
右手は妻の腰のくびれにしっかりと伸びている。
妻を他の男に抱かれている光景を見て、
私は妙な興奮を覚えた。

「もう、幼稚園のPTAの話をさせてくださいよ~」

妻は松野の腕を振り払うこともなく
笑いながらそう答えている。
どうやら浴衣の隙間から妻が
ブラをつけていることに松野が気づき、
妻の話を遮り、それをとれと要求しているようだった。

「浴衣にはやはりノーブラですよ、奥さん」

松野がふざけた調子でそう言う。

「私も迷ったんですけど・・・・」

妻はまだ笑いながら、
松野を見つめてそう答える。

「さあ、接待ですよ、接待。
 山口さんからも言われたでしょう」

「もう・・・・、しょうがないですね」

笑顔でありながら、
指示を撤回する気配を見せない
松野に妻はそう答えると、
その場に立ち上がった。
身長168センチのスリムな体が、
松野を見下ろすかのように立つ。
妻は松野から少し離れると、
背中を向け、浴衣の帯を少し緩めた。
そしてすばやく手を中に伸ばし、
器用にブラを外したようだ。

私はその妻の行為を信じることができなかった。
私の知る限り、妻はそんな行為を
するタイプではなかった。
酔った勢いが妻をいつも以上に高揚させているのか、
それとも接待に懸命に徹しているだけなのか、
私には判断はできなかった。
カフェへの融資の件もあるし、
妻は山口の指示に従うしかないだろう。
そうだ、妻は接待をしているだけだ。
私はそう自分に言い聞かせる。

レースの目立つ薄い紫色のピンクのブラを手に、
妻はまた席に戻った。
笑みを浮かべた妻は、
松野のおふざけにつきあっているかのようである。
見慣れない表情をする妻に対し、
私に僅かな嫉妬心がよぎる。

「さあ、これでよろしいですか、松野さん」

子供のわがままをしょうがなく聞き入れたかのように、
妻は松野に笑いながら言った。

「いやあ、いいですよ、奥さん」

すっかり調子に乗った松野は大喜びの様子だ。

「奥さん、そのブラを見せてくださいよ」

松野はそういい終わらないうちに、
妻からその派手なブラを奪い去った。
確かに浴衣の隙間から
あんな色っぽいブラを見せ付けられては、
どんな男でも妙な気を起こしてしまうだろう。

「奥さん、こんなエッチな
 ブラをいつもしてるんですか」

「そんなこと、松野さん・・・。
 いやですわ・・・・。
 さ、飲んでください」

お酌する妻に、松野は顔を近づけていく。
視線はブラをとった妻の
豊かな胸の谷間に注がれている。

「奥さん、それでさっきの話の続きですよ。
 どうなんですか、夜のほうは」

どうやら夜の営みについての話で、
松野は妻をいじめていたようだ。

「普通ですよ、別に・・・。
 もう、やめてください、その話は」

妻はそういいながら、
グラスに口をつけ、僅かにビールを飲む。

「いやあ、奥様のような方だったら、
 毎日でも飽き足らんなあ、私なら」

「松野さんったら・・・・・・」

「ご主人以外の男性との
 ご経験もおありなんでしょう、勿論」

酒をあおりながら、松野は妻に重ねてそう迫る。

「そ、そんな・・・」

私の知る限り、妻は私が初めて、
そして唯一の男性のはずであった。
あれほどの美貌の持ち主だが、
恋愛経験はほとんどないような状況で私と出会い、
そのまま結婚してしまったのだ。

「どうですか、セックスはお好きなほうなんですか」

「もう、やめましょうよ、松野さん・・・」

妻はふざけた調子で松野を制しようとするが、
松野は妻のくびれた腰を右手で更に引き寄せる。
スリムな妻が、松野に囚われたような光景に見える。

「奥さん、ご主人とのセックスで
 イッたことはありますか」

「そ、そんなこと・・・・」

「女性に生まれて、
 それを知らないまま生きていくなんて、
 本当に不幸なことですよ」

「・・・・・・・」

「私は必ず奥さんをいかせますよ・・・・。
 じっくりと楽しませることができるんです」

松野が杯を勢いよく空けながら
妻をからかうように話す。
確かに、私とのセックスで
妻は本当にいったことはない。
それを知っているかのような松野のセリフは、
妻の心を確実に揺れ動かしているようにも見えた。

「もう、松野さんったら・・・・」

「奥さん、どうですか、
 私のものを見てみますか」

少し動揺している妻に松野は突然そう言った。
そして妻の答える暇をあたえず、
妻の左手をとると、
自らの股間にそれをもっていき、
浴衣の隙間からそれを中に強引に導いた。

「きゃっ・・・・・・」

妻が思わずそう叫んだが、
その顔にはまだ少し平静さが残っていた。
テーブルの下の様子が見えづらかったのだが、
妻は松野の股間に手を届かせたようだった。
松野のものに、
一瞬触れたことは間違いないようだ。

「どうです、大きいでしょう」

松野はそう言うと、
右手で妻の腰をかかえ、
更に自分に密着させた。
そしてその右手を少しずつ、
妻の美尻にずらしていく。

「松野さん、もう、おやめになって・・・」

妻は松野の股間から手を逃がしそう言いながらも、
激しい抵抗は見せない。
まだ接待をしなくてはと考えているのだろうか。
しかし、既にその荒い息が
妻の首筋にふりかかるほど、
松野は接近をしている。

松野はわきの下から、妻の浴衣の中、
その素肌に手を伸ばす。
そして細みな妻には意外なほどの
その豊かな胸に触れたようだ。
巨乳とはいえないが、
スリムな体には十分すぎるほどの大きさで、
形もきれいなバストを妻は維持している。

「さっきから覗いていましたよ、
 これを。おやせになってるのに、
 こんなに大きいんですなあ」

感じやすい妻だが、
胸は特に攻めに弱い性感帯の一つだ。
松野は妻の浴衣の下で
あやしくその手を動かし始め、
妻は松野にもたれかかるような状況になっていく。
若いとは言っても、
やはり松野の体は中年の域に
浸かっていることを示すかのように、
多少の贅肉が覆っているようだ。

「松野さん、駄目ですってば・・・・・」

妻は松野の屈強な手を何とか
払いのけようとしながら、そう懇願している。

「奥さん、まあ、いいじゃないですか、
 今夜は。その辺のホステスなら当たり前ですよ、
 これくらいのことは」

=====

松野は妻の僅かな反応を確かめながら、
構わず両手で浴衣の下の
妻の胸やお腹をゆっくりとまさぐっていく。
妻の浴衣が少しずつだらしなくずれていき、
肩のあたりから次第に
その白く光る素肌が露になってきた。
胸の隆起も徐々にその姿を現していく。

「素晴らしい体だ、奥さん。
 人妻とは思えないですよ」

松野はそう言いながら、
妻のうなじに背後から舌を伸ばし、
いやらしく這わせていった。
妻は男にいじめられるこの状況に耐えるかのように、
唇をかすかに噛み、そして目を閉じている。

「奥さん、楽にしていいんですよ」

「松野さん、お願い、やめてください・・・・」

「奥さん、そのうち気持ちよくなってきますから」

松野はそう言いながら、
妻の浴衣を肩からゆっくりと脱がした。
裸の上半身が完全に露になり、妻は思わず

「いやっ・・・」

と小さな声をあげた。

「わたし、こんなつもりじゃ・・・・・」

「素晴らしい胸ですな、奥さん」

松野は両手で背後から妻の乳房に優しく触れ、
自分の足を開いてすっかり自分の中に
妻をつかまえるような体勢になった。
妻が激しく抵抗しないことを確認すると、
松野は背後から胸への攻撃を再開した。
いつものあわただしい私の行為とは全く異なり、
それは非常にゆっくりとした余裕のあるものだった。
さわるかさわらないかのような微妙な乳首へのタッチ。
それでいて、時には激しく胸全体を下から揉みしだく。
そして口では妻の耳元のあたりを
いやらしく嘗め回している。

「駄目っ・・・・、
 いけません、こんなこと・・・・・」

逃げられない状況で、
妻は必死に松野の腕を振り払おうとするが、
もうされるがままだった。
それはまさに、
野獣に捉えられた獲物による、
無駄な抵抗だった。

「やめてください・・・・・」

懸命にそう訴える妻の声も、
気のせいか、
わずかに吐息の混じった弱いものとなっていく。

ひょっとして妻は
感じ始めているのではないのか。
まさか・・・・・。
接待の延長で松野に付き合っているだけだ・・・・。
しかし、私には、妻が私との行為では
決して見せないような表情を
示し始めているようにも見えた。

「さあ、奥さん、
 山口さんからも言われてるでしょう。
 接待ですから、これぐらいはしてもらわないと」

松野はそう言うと、
妻の顔に手をやり、
自分のほうに振り向かせる。
そして強引に唇を重ねた。
妻は抵抗するそぶりを見せるが、
松野は右手で乱暴に妻の顎のあたりをつかみ、
その唇を吸った。
何とか顔を動かそうとしていた妻も、
次第に逃れられないと思ったのか、
あきらめたかのように、
松野のキスに応えはじめた。
口を僅かに開き、吐息を漏らしている。
他の男とキスを交わす妻を初めて目の当たりにし、
私はトランクスの中で暴発寸前となった。

「やめて・・・・、松野さん、
 やめてください・・・・」

キスから逃げ、妻がそう漏らす。

「奥さん、
 もう一度これが触りたいんじゃないですか」

松野はまた妻の手をとり、
自分の股間に持っていった。
そして今度は自分の浴衣の帯をとり、
大きく前をはだけた。
テーブル越しに松野の股間が見えた。
濃い陰毛に囲まれ、
そこには巨大な肉棒が既に上空にそそり立っていた。
黒々として、太く、カリが大きく張り出している。
20センチは楽にあるだろうか。
それは私のものとは全く異なる威容を示していた。

「さあ、これを握って」

松野は妻の手を誘導し、
強引にその太い肉棒を握らせる。

「いやっ・・・・」

目を閉じたまま、妻は、それを固辞する。

「何もしなくていいんですよ、奥さん。
 接待です、ただ触るだけですよ
 ・・・・、触るだけ・・・・」

松野はそう囁きながら、妻の手を優しげに導き、
いきりたつ怒張に何度か触れさせた。
妻にとっては、初めて体験するサイズの肉棒だ。

「駄目です、こんなこと・・・・・・」

そう言いながらも、次第に妻は、
手を逃がす素振りを見せなくなった。
そして、松野の手を借りずとも、
妻は夫以外の男の肉棒に、
少しずつ指先を絡めていくのだった。

自らの理性に反し、ただ本能に従うかのように、
妻の手は松野のものに触れていた。
一度感触を確かめた以上、
もはやそこから手を離すことが
できなくなったのだろうか。
それ以上の深みに堕ちていくことを
拒むような妻の表情と、その手の動きは、
完全に相反するものであった。

松野は、そんな妻の様子を確認すると、
素早く立ち上がり、手際よくテーブルを片付け、
部屋の隅に準備してあったふとんを二枚敷いた。

「さあ、奥さん。
 これで準備はできましたな」

松野はそう言いながら、
妻も自分と一緒に立たせた。
そして妻の浴衣の帯に手をやる。
松野はそれをほどくと、
妻の下半身を隠していた浴衣を一気に奪い去った。

「駄目ですっ・・・・・」

妻は今更ながら両手で裸体を覆い、
抵抗を見せた。
Tバックに近い薄い紫のショーツだけを
身につけた裸の妻がそこにいた。
長く伸びた脚、鋭くくびれた腰、
小ぶりな桃のように熟れたヒップ、
二つの豊かな丘陵を示す胸、
間違いなく男を誘惑する裸体だ。

いつの間にか自分も全裸になった松野は
立ったまま背後から妻を抱きしめ、
パンティーの中に手を伸ばす。
妻は目を閉じ、懸命にこらえてながらも、
松野の手を押さえつけるような仕草をしている。
松野のほうが妻よりもやや身長は低いようだ。

「おや、奥さん、もうこんなじゃないですか」

私はその言葉に耳を疑った。まさか・・・・。
松野は妻のショーツの中から指先を出し、
それを妻の眼前にかざした。
それはしっかりと妻の愛液で濡れて光っているようだった。

「違います・・・・・」

やはり妻は感じていた。
松野に焦らすように攻められ、
いつしか感じていたのだ。
私はそれを知ると、異様な興奮に襲われた。

松野は立ったままで、
背後から妻の秘所に手を伸ばし、指でいじめる。

「松野さん・・・、もうやめて・・・・」

妻は必死に松野の太い腕に手を伸ばすが、
その腕力にかなうはずもない。
次第に妻は背中側の松野に
もたれかかるような体勢になっていく。

「やめて・・・・・、やめてください・・・」

「奥さん、どうですか、気持ちいいでしょう」

「いやっ・・・・・」

「素直になってくださいよ」

「・・・・駄目っ・・・・、
 駄目ですってば・・・・」

松野は妻を振り向かせ、
立ったままキスをする。
パンティーだけの妻が、
松野に激しく唇を吸われる。
松野は右手をパンティーの中に入れ、
下方から更に激しく指をかき回しているようだ。

「松野さんっ・・・・・」

妻はそういうと、
力が抜けたようにその場に座りこんでしまった。

「松野さん、
 これも接待として必要なんですか・・・・・」

なまめかしい視線で、
布団の上に寝たまま、
妻が松野に問いかける。
そんな妻に松野は話し始めた。

「奥さん、ご主人のお店は
 山口さんに随分と
 援助してもらったらしいですなあ」

「えっ・・・・」

どうやら松野は山口から
全て情報を入手しているらしかった。

「その山口さんの事務所で
 働かせてもらっているのが奥さん、
 あなたです。
 そしてその事務所のほとんどの仕事は、
 私の会社から回してやってるんですよ」

「そ、それはそうですが・・・・」

パンティーだけの姿で、
力なく仰向けで横になる妻のそばに、
松野が座り込む。
そして肩を抱き、顔を近づけて話しかける。

「奥さん、
 ここは奥さんの決意の見せ所ですよ」

「決意、ですか・・・・?」

自分を抱き起こす松野を見つめ、
訝しげに妻がそう尋ねる。

「ええ、決意です。
 ここでやめてしまうのならそれでも構わない。
 しかし、奥さん、
 もろもろの恩を返すいいチャンスですよ。
 ある程度の決意をして、
 それなりのお覚悟でふるまってもらわないと」

「・・・・・・・」

妻を追い込むような
その松野の巧妙な台詞に、妻は押し黙った。

「私は奥さんの決意を確認したい。
 どこまで私を接待するおつもりなのか・・・・」

妻の裸を抱きながら、
松野が、そう妻に迫る。

「私の決意・・・・・・」

「そうですよ。奥さんの決意です。
 山口さんからの援助のことも
 よく踏まえてお考えくださいよ」

松野はそう喋りながら、妻の肩を抱き、
そして頬、耳、そしてうなじの辺りに
舌を這わせている。
妻は目を閉じたまま、
その行為を受け入れ、
決断を迷っているかのようだ。

私は妻がいったい何を考えているのか、
確信を抱くことができなかった。
山口からの援助に対し、
報いなければならない。
当然、それを第一に考えているはずだ。
しかし自分がどこまでやる必要があるのか。
それについて逡巡しているようにも見えたが、
私には、別の考えが妻を
迷わせているような気がしてならなかった。
既にその体に火がつけられてしまった女として、
妻は、どこかで、松野の行為を
更に求めているのではないか。
わずかに赤く上気した妻の
その美しい裸体は、
私にそう伝えているようだった。

「どうですか、奥さん・・・・・」

たたみかける松野に、ついに妻は答えた。

「わかりました・・・・。
 でも、最後の一線だけは
 越えることはできません・・・・。
 私、主人がいますし・・・・」

「それはわかってますよ・・・・。
 でも、その決断、
 奥さんの意志で
 変えることもできますからな」

=====

松野は合意が成立したとでも言うように、
妻のパンティーに手を伸ばし、
それを素早く奪い去った。
妻は抵抗することもなく、
松野のなすがままに最後の下着を剥ぎ取られ、
そして全裸にされた。
松野は妻の膝の裏あたりをつかみ、
その長くしなやかな脚を大きく広げ、
妻の淫唇に口を近づけると、
そこに激しいキスを始めた。

「ああんっ・・・・・」

私にはほとんどされたことのないクンニに、
妻は戸惑っているようだ。
いやらしく妻の愛液を吸う松野の音が部屋に響く。
その音から、妻の秘所は
十分に潤っていることがわかる。
妻の声が次第に艶がかった、
色っぽいものになっていく。
それは、もはや抵抗の声とはいえないものだった。

「駄目っ・・・・、
 あんっ・・・・、はあんっ・・・・」

唇を噛み、必死に呼吸を整えようとするも、
喘ぎ声が漏れ出し、乱れる妻。
時間をかけ、そんな妻を
じっくりと舐め続ける松野。
男は、舌を伸ばし、
妻の突起を攻め立てているようだ。
そして時には指を挿入し、
女の表情を確かめながら、苛めぬいている。

「あんっ・・・・・、
 駄目っ・・・・・、
 駄目です・・・・・」

松野は妻のクリトリスへのキスを
全くやめるそぶりをみせず、それを続ける。
次第に妻の吐息が荒く、激しくなっていった。
漏れ出る声量も大きなものに変わっていく。

「はあんっ・・・・・ああっ!・・・・・」

「奥さん、どうかしましたか?」

そう訊く松野に、妻は、
自分が感じていることを否定するかのように、
目を閉じたまま首を振った。
しかしその両手では松野の頭を愛おしそうにつかみ、
押さえつけている。
それは、男の更なる行為を要求している女のようだった。

「ああんっ・・・、
 もう駄目ですっ・・・・・」

控えめな薄いピンクのマニキュアを
塗った爪を布団に立て、
自らを襲う官能から逃れるかのように、
妻は目を閉じたまま、
頭を左右に苦しげに振っている。

「もっと気持ちよくなっていいんですよ、奥さん」

「違いますっ・・・・、
 気持ちよくないですっ・・・・・、
 ああんっ・・・・」

拒絶と快感の混ざった妻の喘ぎ声が、
いやらしく部屋に響きわたる。

松野はようやく口での行為をやめ、
指の攻撃に転化した。
そして顔を妻の胸の付近に移動させ、
乳輪のあたりをいやらしく舐め始めた。
胸への攻撃と、激しく淫裂の中に
出し入れする指の動きに、
妻は一気に昇り詰めるかのようだった。
松野の指が前後する度に、
妻の嬌声が発せられる。

「あっ! あっ! ・・・・・ああんっ!」

「奥さん、いいんですよ、
 どうぞ気をやってください」

「違うのっ・・・・・・、
 違いますっ・・・・・・・
 ああっ、駄目っ!・・・・」

ますます松野の指の動きが増し、
布団の上に妻の愛液が飛び散るようになった。
シーツをかきむしる妻の指先が、
その快感の度合いを示している。

「ああっ! ・・・・はあんっ!」

夫以外の男に指で攻められ、
目を閉じたまま、
妻は恍惚の表情を見せている。

「どうですか、奥さん!」

「ああっ! ・・・・あんっ!」

妻の嬌声が大きくなった。
松野は妻の表情をうかがいながら、
指を激しく妻の淫唇に挿入し、
そして舌を伸ばしながら、
ピンと硬くなっている妻の乳首を舐め、
そして噛む。

「奥さん!」

「あんっ! あんっ! あんっ!」

妻は両手を布団から離し、
松野の上半身を抱きかかえるようにした。
二人は布団の上で、
完全に重なるような状態となった。
妻のしなやかな指先が、
汗ばんだ松野の背中をしっかりとつかんでいる。
妻に導かれるようにその体を密着させた松野は、
妻の唇を乱暴に吸った。
妻は、それをただ受け入れ、
淫らに男と口を吸いあっている。

私には決して見せない、
そして、私がそうさせることができなかった、
そんな淫らな姿態を見せながら、
妻は悶え、そして感じている。

「イってください、奥さん!」

「ああんっ、駄目っ!」

「さあ、奥さん!」

「ああっ!・・、もう、
 駄目っ・・・・、ああんっ!」

妻はそう叫ぶと、
体を少し痙攣させるようにして、
そこに寝たまま、
弓なりに背中を反らせるような仕草を見せた。

そしてその直後、
妻の淫唇からは大量の愛液が注ぎ出た。
松野の指、そして腕までもぐっしょりと濡らし、
その妖しい液体は妻の中から流れ出る。
それはまるで、妻の体奥に
それまで眠っていた官能の壷の蓋が
ついに開けられたかのようだった。
とめどなく流れ出る淫液が
布団をもぐっしょりと湿らす。
妻の体は、私との間では
決して見せることのない反応を示したのだ。

それは妻が潮を吹いた瞬間だった。
私との行為でそんなことはありえなかった。
妻は性交もしないのに、
松野によってそこまで導かれてしまったのだ。

「さあ、奥さん、
 今度は私をイカせてください。
 ほんとの接待はこれからですよ」

頂点に達した妻を見つめ、
松野がそう言った。
巨大な松野の男根は、
これ以上なく硬くなっているようだ。

「奥さん、私も我慢できません」

松野はそう言うと、
妻の長く伸びた美脚を大きく開く。
一線を越えないと言った妻が、
もう何の抵抗も見せない。
暗黙のうちに、
松野の行為を容認しようとしているようだ。

「長い脚ですねえ。
 さあ、これを入れますよ。
 奥さん、しっかり握って」

松野はそういいながら
その巨大なものをゆっくりと
妻の淫唇に近づけていく。

「駄目ですっ・・・・・」

妻は抵抗の台詞を口にするが、
その表情は、
一度官能の域に達したことを示す、
何とも色っぽいものだった。
男の硬いものを早く欲しがるかのように、
妻は松野の肉棒にしっかり手を添えている。

「奥さん、
 あなただけ気持ちよくなって、
 ずるいんじゃないですか」

松野は卑猥な笑みを浮かべてそういいながら、
強引に妻の両脚の間に腰を入れ、
肉棒を進めていった。

「駄目っ、それは・・・・・」

か弱く抵抗する妻だったが、
とうとう巨大な肉棒が妻の中に
飲み込まれるのがはっきりと見えた。

「ああんっ!」

挿入の瞬間、妻の歓喜の叫びが聞こえた。

「ほらっ・・・・・、
 奥まで入れますよ・・・、
 そんなに締め付けないで・・・・」

松野は妻の両腿を抱えると、
妻の表情を観察しながらゆっくりと
腰を前後に始動させた。
妻は目を閉じ、唇を噛み、
ふとんを握り締めながら、悶え始める。

「ああんっ! ・・・ああっ!」

先ほどよりも、吐息の長い、
より深い官能の声が妻の口から漏れ聞こえる。

「どうです?」

「ああっ・・・!
 あんっ! あんっ!」

松野の腰の動きに合わせながら、
妻の口からは、
正直なまでの喘ぎ声が続くようになってきた。

「さあ、もっと正直に。
 声を出していいんですよ、奥さん」

「いやっ・・・・・、
 駄目っ・・・・・、
 ああんっ!・・・ はあんっ!」

拒絶しながらも、
妻は押し寄せる快感をどうにもできない様子だ。

妻の裸体におおいかぶさるように体勢を変え、
松野は少しずつ腰の動きを早めていく。
両手を布団につき、
松野はその巨大な肉棒を、
先端から奥までじっくりと、
妻を味わうかのように、往復させる。
淫靡に黒く光るそれは、
まるで外国人のもののようだった。

「ああんっ・・・・・・、
 あっ・・・、ああんっ・・・・」

次第に妻から拒絶の声が聞こえなくなってきた。
目を閉じた妻は、松野のされるがままに、
快感のステージへと昇らされていくようだった。
挿入後のこの持続力は、
私とは比較にならないものだった。
肉棒を受け入れたまま、
快感の階段を昇っていく心地よさを、
ついに妻は知ってしまったかのようだった。

「ああんっ! ・・・・・ああっ!」

「どうです、奥さん、
 すごいでしょう、わたしのものは」

妻を上から見下ろし、
余裕たっぷりの松野がそう訊く。
ゆっくり、そして激しく、
松野は自由自在に腰を操り、
妻をじっくりと快感の極地にまで追い込んでいく。

「ああっ、駄目っ!・・・
 駄目っ・・・・・」

「奥さん!」

「ああんっ! ・・・・はあんっ!」

妻の口から明らかに歓喜のセリフが漏れる。
それは初めて性の悦びに目覚めた
女の叫びであったかもしれない。

「奥さん、ああ、よく締まりますよ」

妻に膣内でペニスを締め付けられるなど、
私は体験したことがなかった。
やはり妻の感じ方が全く違うのだろうか。・・・・。

松野は腰の動きを完全にやめることなく、
常に微妙に動かしながら
妻の表情を伺っているようだ。
そして快感の表情が垣間見えた瞬間、
そのスポットを更に攻め立てるのだった。

「あんっ・・・・・・、
 ああっ・・・・・・」

妻も両足で松野を挟み込み、
いつのまにか両手を
松野の汗だくの背中にまわしていた。

「奥さん、キスしますよ」

松野がそう言いながら、妻の唇を吸う。
妻も逃げることなく、
それを受け入れ、自らの舌を絡める。
これ以上ないほどの、淫らな妻の姿だった。

「さあ、奥さん、起き上がって」

体中に汗が光る松野は、
キスをしながら腰の動きをいったん止めると、
今度はふとんの上に座り、
挿入したまま妻を抱え上げる。
そして妻を自分の上に跨らせ、
自分は完全に横になった。

「奥さん、私の上で動いてごらんなさい」

松野に促された妻は、
私とは体験したことのない騎乗位にさせられた。

「いやっ・・・・・」

恥ずかしげにそう漏らす妻の腰に松野は手を伸ばし、
それを前後に揺らす。
その度に、また違った角度での肉棒の侵入を体感し、
妻の快感は別の領域に入っていくかのようだった。
松野の手にその腰を動かされながら、
次第に妻は、それに併せるかのように、
自分で下半身をくねらせ始めた。
私は妻がそんなことをするなんて、
全く想像していなかった。

「いやっ・・・・、
 こんなのいやです・・・・・・・」

「奥さん、いいんですよ、
 好きなようにして」

もはや松野の誘導は不要だった。
妻は目を閉じたまま、
自分で腰を動かしている。
最初は恥ずかしげだったその動きは、
次第に激しいものになっていく。
妻の陰唇からはいやらしい湿った音が響く。
松野が下から手を伸ばし、
妻の両胸を撫で回している。
全裸の妻。くびれた腰にやわらかそうなヒップ。
その完璧なボディに汗が光る。
形のいいバストを松野が
下から手を伸ばして揉みしだく。

「ああんっ・・・・・、
 ああんっ・・・・・」

「奥さん、上手ですよ、とても」

「言わないでください・・・・、
 松野さんっ・・・・・、ああんっ・・・・」

「奥さん、よく締まってるよ。
 気持ちいいんでしょう」

激しくその女の腰を振らせ、
いやらしいセリフで誘導する松野に、
妻は懸命に否定の言葉を漏らし続ける。

「違いますっ・・・・・・」

「どうだ、ほらっ!」

「ああんっ・・・・、
 そんなこと、駄目っ・・・・・・」

次第に松野の様子も激しくなり、
下から荒々しく腰を突き上げるようになった。
そのたびに妻が「あんっ! あんっ!」
と喘ぎ声をあげる。
明らかに妻は絶頂が近いようだった。

「さあ、奥さん、
 今度はこうしましょう」

存分に自分の上で妻に腰を振らせた後、
松野はそう言って、
妻をおろし、立ち上がった。
そして妻を後ろ向きに立たせ、
部屋の壁のほうに誘導した。

「さあ、そこの壁に手をついて」

松野の言いなりに、妻は壁に両手をつき、
ヒップを突き出すようなポーズで立たされた。

「奥さん、いやらしい格好だ・・・・・」

松野はそう言うと、妻の脚を開かせ、
そのまま立ちバックから、
妻の淫唇に肉棒を挿入していった。

「ああっ・・・・・」

松野は妻の腰のくびれをしっかりつかみ、
最初から激しく動いた。
パン、パン、パンと、
妻の尻に腰をうちつける音が部屋に響く。
形を崩さない豊かなバストが、
快感を示すかのように揺れている。

「あんっ! あんっ! あんっ!」

腰の動きに併せ、妻が短く叫ぶ。
長い脚が白く光り、
快感に時折ふるえている。
妻は壁に張りつくように体を弓なりに反らし、
美尻を突き出したまま、
松野を受け入れていた。

=====

そのときだった・・・・。
私は背後に突然人の気配を感じた。

「お楽しみのようですね、
 中のお二人・・・・・」

振り向くと、そこにはケイがいた。
純白のブラウスに、
紺のストライプ柄のタイトスカートと、
先ほどと変わらずOL風の格好をしている。

「ど、どうしてここに・・・・」

「ふふふ、わかりますよ・・・・・。
 だってお客さん、
 奥さんのことが気になってそうだったから」

私の横に密着するように寄って来て、
ケイはそう私に囁いた。

「いいんですか、奥さん、
 あんなことしてますけど・・・・」

そのケイの台詞に促されるように、
私は再び室内に目をやった。
背後から松野に獣のように犯されながら、
全裸の妻は悶え、そして悦んでいた。

「奥さん、そろそろいきますよ」

松野は遂にフィニッシュ
することを決意したようだ。
更に激しく腰を動かし、
手を伸ばして荒々しく妻の美乳を揉みしだいた。

「ああっ! ・・・・ああんっ!」

限界に達したかのように、妻は喘ぐ。

「ほら、どうだ!」

松野の体から汗が飛び、
妻を激しく攻め立てた。
妻の背中から腰、ヒップ
までが見事な曲線を示し、
官能に浸りきっているようだ。

「ああんっ! ・・・
 駄目っ! ・・・もう駄目っ!」

「奥さん!」

「ああんっ!・・・・あんっ!・・・・・」

松野は背中から汗を流し落としながら、
放出が近いことを全身で示した。

「奥さん、出すぞ!」

「あっ! あっ! あっ!」

妻の喘ぎ声は、短く、
絶頂が近いことを示した。

「奥さん、イって!」

「ああんっ!・・・・
 駄目っ・・・・・・、
 イクっ!・・・イッちゃう!」

妻はとうとう、
自らの快感を認める言葉を、
その夜初めて口にした。

「奥さん!」

「ああっ、イクっ!」

「ああっ!」

松野はそう叫ぶと、
自らの淫棒を素早く抜き去り、
妻の美尻から腰にかけて、
大量のスペルマを放出した。
妻も同時に達したようだ。
その場に崩れおち、
肩で激しく息をしている。
二人とも、体中、汗と体液にまみれていた。

驚いたことに松野の肉棒は、
まだ硬さを維持しているかのようだった。
松野は妻を抱きかかえ、
自分は布団に腰を下ろし、
自らの上に妻を座らせようとした。
そして、その肉棒を、
強引に妻の中に、再び、挿入した。

「あんっ・・・・・」

妻は小さくそう漏らし、
松野の背中に手を回して、
二人はしっかりと抱き合うような体勢になった。

「奥さん、よかったですよ・・・・。
 とてもよかった・・・」

力果てた松野が、
満足げに妻の耳元でそうつぶやく。

「奥さん、
 イッちゃったみたいですね・・・・・」

そう囁くケイが甘いコロンの香りを
漂わせていることに、私は気づく。
無言で室内を見つめる私を
いたわるかのように、
ケイは優しく手を握ってくる。

突然、私を異様な感情が支配した。
私は隣にいるケイを抱き寄せ、
そして激しく唇を吸った。

「あんっ・・・」

抵抗することなく、
ケイは舌を絡めてきた。
私は立ち上がり、ケイの手を引いて、
外の暗がりに出た。
広大な庭は深い闇に包まれている。
私は昼間歩いた際の記憶を頼りに
庭内の人気のなさそうなエリアに向かった。
そして木々に囲まれた闇の中で、
改めてケイを抱きしめ、唇を吸った。

「お客さん・・・・・」

純白のシャツの上から、その胸を揉む。
妻以上にスリムな体で、
それほど胸のボリュームはないようであったが、
ケイは敏感に感じるようだった。

「いやだ、
 こんなところで・・・・・・・」

ケイはそう言いながらも、
私の股間を確認するかのように手を伸ばしてきた。
先程から目の前で繰り広げられた妻の姿態により、
私は激しく混乱し、
そしてこれ以上ないほど、
硬く勃起していた。

「そこに手をついて・・・・・」

暗闇の中に小さな石灯籠を
見つけた私はそう言うと、
そこにケイの手をつかせた。
そして、シャツとスカートはそのままで、
パンティーのみを乱暴に剥ぎ取った。

「あんっ・・・・」

小さな声を漏らすケイの
タイトスカートを腰までめくり上げ、
私はケイの秘所に手を伸ばした。
そこは意外なことに、十分に潤っていた。

「部屋にいるときからしたかったの、
 ずっと・・・・・」

暗闇の中、ケイがそう告白する。
私が部屋を出た後、
ひょっとして山口は
ミユキを抱いたのかもしれなかった。
恐らくそうだろう。
それも手伝って、
ケイ自身も興奮してしまったのかもしれない。

私はゆかたを脱ぎ捨て、
硬い怒張を外に出し、
ケイの陰唇にあてがった。
そしてそこを一気に貫いた。

「ああっ!」

暗闇の中、ケイの喘ぎ声が妖しく響いた。

私は最初から乱暴に腰を動かした。
暗闇の中、服を着たままの女を
犯すそのシチュエーションは、
私を激しく揺さぶった。
しかし、脳裏に刻み込まれた妻のあの姿が、
そのときの私を最も興奮させた
ものであったことは間違いなかった。

「あんっ、いいっ・・・・・、
 気持ちいいっ・・・・」

ケイが高く、細い喘ぎ声を漏らし、
私を刺激する。

「ほら、どうだっ!」

「あんっ!・・・
 もっと・・・・・、
 もっと激しくっ!」

ケイは自分で細い腰を突き出し、
私のものを迎え入れた。
履いていた草履を脱ぎ捨て裸足となり、
つま先を立たせている。

「いいっ!・・・・・
 ああんっ、もっと!!」

ケイの腰のくびれをつかみ、
激しくそれを前後させ、
私は短時間で一気に放出に向かった。

「ああっ、いくよ!」

「あんっ! あんっ! あんっ!」

「ああっ!」

「ああんっ、イっちゃう!」

ケイがそう叫ぶのと同時に、
私も限界に達した。

「ああっ!」

私はそう声を出すと、
肉棒を抜き出し、
ケイの小ぶりなヒップの上に、
大量の液体を放出した。
かつてないほどの量、
そして勢いで、それは飛び散り、
ケイのタイトスカートを白く汚したのだった。

限界にまで溜まった興奮の証を
遂に放出したにもかかわらず、
私の中には、まだ混乱した情念が
残っているようだった。
気がついたときには、
私たちはまた松野と妻の様子を伺おうと、
先程までいた離れの場所に戻っていた。

室内には、しかし、
二人の姿は確認できなかった。
乱れた布団の上には、
二人の浴衣が無造作に脱ぎ捨てられている。

まさか、温泉か・・・・・・

昼間、自分と共に入った岩風呂に、
今は松野と一緒に入っているに違いない。
そう私が悟り、
諦めの感情に包まれようとしたとき、
ケイが私の頬にキスをしながら、
耳元で囁いた。

「奥さん、お風呂みたいですね・・・・。
 いいこと教えてあげましょうか・・・・」

そう言うと、
ケイは黙って私の手をひき、
いったん外に出た。
そして暗がりの中、
離れの周囲を半分くらい歩き、
垣根の陰に隠された梯子を示した。
そして、
闇に包まれた建物の上部を指差して言った。

「これで、あそこまで登れるんです・・・・」

ケイに言われるがままに、
私は暗闇の中、ゆっくりと梯子を上り、
そして小さな木戸を開け、
建物の中に入った。

高さ1メートルちょっとの
その細長い空間は、
立って歩くことはできなかったが、
想像以上の広さを持ったスペースであった。

「この離れは2階建てだったのか・・・・」

ちょっとした驚きを示す私の手を引き、
妖しい光が下から漏れている奥まで誘導すると、
ケイは私にこう言った。

「ここ、下見てください・・・・」

そのガラスの下には、
まぶしい光に満ち溢れた空間が広がっていた。

岩風呂だ・・・・。

湯船の中には男と女がいる。
二人は激しく体を交えている最中だった。
立ったまま湯船の端に手をつき、
尻を突き出し、松野に後方から犯され、
悶えている妻の姿を、
私はしっかりと確認した。

「あんっ! あんっ! あんっ!」

激しく突きたてる松野に、
妻は嬌声をあげている。

その声は階上の私たちにも、
意外なほどはっきりと聞こえてきた。
交わる二人は、
部屋の中でのそれとは異なり、
互いに求めあい、
そして感じあっているようだった。
もはや、妻は、
松野の体を自分から欲し、
そしてその悦びを、
耐えることなく体全体で表現していた。

「ああっ・・・・・・・、
 ああんっ!・・・・」

自らの快感を正直に吐露するかのように、
妻の喘ぎ声には、
もうためらいの気持ちは感じられなかった。

「奥さん、どうですか!?」

乱暴に後方から腰を突き立て、
伸ばした手で乳房を揉みしだく松野は、
再び妻の体を存分に味わい
尽くすことだけを考えているようだ。

「ああっ・・・・・・、
 いいっ・・・・・・、
 いいですっ・・・・・」

妻が素直に快感に
襲われている事実を認めている・・・・・。
その妻の姿態、
そして隠し窓から妻の姿態を
見下ろすというその行為に、
私を先程以上の興奮が支配しようとしていた。

散々背後からの攻めを尽くしても
まだ達しない松野は、
風呂に足だけを入れたまま、
岩風呂を取り囲むように
配置されている置石に座った。
そして妻を自分の上に
向き合うように跨らせる。
妻は自分から体の位置をずらし、
そして浮かせ、
松野の巨大な肉棒を求めた。

「はあんっ!・・・・・」

湯煙の中、
松野の巨大なペニスが
妻の中に隠れていくのが見えた。
松野は妻の腰の曲線をつかみ、
力強くそれを前後に揺らす。
それに併せるように、自ら腰を振る妻。

「ああっ! ・・・・・・ああんっ!」

「奥さん、どんな気分ですか?」

「・・・・ああっ・・・・、
 駄目っ・・・・、ああんっ!」

「ご主人にもこんなことしてもらいますか?」

松野はそう言うと、
自らの持続力を誇らしげに見せ付けるかのように、
自分の尻を浮かし、
下からピッチを早めて突き上げた。
松野の肩をつかみながら、
妻は荒れ狂う馬に騎乗しているかのように、
揺れ続ける。

「あんっ! あんっ! あんっ!」

松野は後方の岩壁に手をつき、
妻に更に激しく動くよう促す。
妻も牝としての本能に目覚めたかのように、
激しくそしていやらしく腰を動かした。
それは、これまで生きてきた中で、
決して感じることができなかった
官能の世界を遂に知った悦び、
そしてそれを極限まで
貪り尽くそうとするかのような、
情熱的な動きだった。

「はあんっ!・・・・・・ああっ!」

「奥さん、いやらしい・・・・。
 いやらしい方だ、あなたは」

=====

そうじっくり言いながらも
松野が繰り出す激しい腰の動きに、
妻の体は浮き上がるようだった。
リズミカルに松野の上でジャンプし、
その度に妻は激しく声をあげ、
松野の腹の辺りに両手を置いて
バランスをとりながら、
腰を淫らに動かし続ける。
湯水と汗に濡れ、
妖しく乱れた髪が、
いっそう官能の雰囲気を強めている。

「ああ、奥さん、
 すごい・・・・、
 締まりますよ」

「ああっ・・・・
 あんっ! ・・・・・
 もう駄目っ・・・・」

松野は妻の胸に手を伸ばし、
それをやさしく愛撫しながら、
乳首を口にくわえる。
妻は松野の頭を抱きかかえ、
胸への口付けを迎え入れ、
そして目を閉じながら顎を付き出し、
光悦の表情となっていく。

「松野さんっ・・・・・、
 ああっ、わたし・・・・また・・・・」

妻が松野を見つめ、
限界にまで追い込まれた表情でそう懇願する。
松野は再度達しそうな妻を
そのまま持ち上げ、
風呂に入って座った。
妻は胸のあたりまで温泉につかったまま、
まだ松野と結合している。
状況が変わったことが一層妻を興奮させ、
再び頂点に追い詰めようとしていた。

「ああんっ・・・・・、はあんっ!」

温泉につかりながら、
激しく自分で腰を前後に動かし、
妻は再度官能の極地へ到達しようとした。

「いいっ! ・・・・いいのっ!」

「奥さん、
 そうです。もっと動いて!」

「ああんっ・・・・・・、
 ああっ、いいっ・・・・・・」

妻はそう漏らしながら、
自ら松野に激しくキスをした。
松野もむさぼりつくように、
妻の唇を吸う。

激しく波打つ風呂の湯は、
その中にいる男と女の絡みが、
間もなく目指すべき世界に
達することを予感させるようだった。

「奥さん、いいですよ、
 気をやって。一緒にいきましょう」

「ああっ!・・・・もう、イクっ!」

激しさを増す妻に対し、
松野も遂に限界なのか、
乱暴に唇を吸いながら、
妻を抱きしめる。
妻も松野にしがみつくように両手を絡めていた。

「ああんっ!」

「奥さん、いきますか!」

妻は目を開けて松野を
見つめながら小刻みにうなずく。

「奥さん、出していいですか!」

「あんっ・・・・」

「奥さん、・・・・さあ、
 出してって言って下さい」

松野のその最後の要求を、
そのときの妻は拒否できる状況ではなかった。
ここまで自分を追い込み、
そして絶頂を教えてくれた男に対し、
妻は、最後まで接待の姿勢を崩さなかった。
妻は、松野の指示を、ただ、受け入れた。

「ああんっ!・・・・・
 出してっ・・・・・」

「出しますよ!」

「出してっ! ・・・・・・
 早く、出してっ!」

「奥さんっ!」

「あんっ、イクっ!」

妻の叫びとともに、
松野は妻の中で放出したようだった。
二人の動きはようやく治まり、
岩風呂に静けさが戻ってきた。

温泉の中では、
まだ乱れた息遣いをした全裸の二人が、
しっかりと抱き合っている。
妻と夫以外の男性が、
裸のまま抱き合い、
そして口付けを交わしていた。

「奥さん、素晴らしい・・・・。
 よかったですよ・・・・・」

松野がまだ挿入したまま、
妻にそうささやく。
ぐったりとした妻は、
それに答えることなく、
ただしっかりと松野を抱きしめていた。

「お客さん、
 さあ、行きましょう・・・・・・・」

振り返ると、そこにはケイが座っていた。
私はその天井裏の覗き窓に
案内してくれたケイの存在を、
完全に忘れ去っていた。
それほど岩風呂で展開された行為は、
私の脳を捉えてしまっていた。
すまなさそうな表情をして、
かすかに微笑むケイ。
先程の私との行為の記憶を残すかのように、
その白いブラウスは少し乱れていた。

私はそんなケイを見つめ、
その問いかけに答えることなく、
ケイの体に覆いかぶさった。

「駄目です、こんなところで・・・・」

小声で抵抗するケイを無視し、
私はその狭い空間で、
ケイの服を全て剥ぎ取った。
薄暗いそのスペースで、
ケイの若く華奢な肢体が、
私を誘惑するかのように白く光った。
私はその素肌に吸い付き、
そして乱暴にその裸体を貫いた。

「ああっ・・・・・」

小声で悶える全裸のケイを激しく突きたて、
その遠慮がちな胸の膨らみを愛撫した。

「ああんっ・・・・、
 もっと・・・・・・」

私はケイの上にのしかかり、
一気に放出へとたどり着こうとした。
下の室内には妻がいる。
全裸で他の男と抱き合いながら。
そのとき自分を捕らえていた異様な興奮を、
少しでも忘れ去るため、
私はケイの中に自分自身を解き放った。




珠代からの携帯のメールは、
幼稚園PTAの次回会合の
場所についての連絡だった。
昼食時で山口、
そして他の社員達は外出しており、
事務所内はのんびりとした空気が流れていた。
FMラジオからはビートルズのアルバム
「アビーロード」の特集が流れている。
晴れた昼下がり、オフィスに流れる
そのジョージハリスンの歌声は、
一層雰囲気を和らげるようだった。

裕子はメールに返信することなく、
直接電話をしたい気分になった。

「ねえ、何なの、
 ランチの場所が焼き肉屋ってのは?」

裕子は唐突に、
冗談めかして珠代にそう言った。

「ははは。そうなのよ。
 今度のランチ、
 国道沿いに新しくできた
 焼き肉屋でやるみたい」

裕子の突然の電話に驚くこともなく、
珠代は平然と答えた。

「会長さんの話だと、
 昼間は安いランチもいっぱいあるみたい。
 主婦が20人以上で押しかけても、
 別におかしくないらしいわよ」

「へえ、そうなんだ・・・。
 あっ、珠代さん、
 大丈夫、今電話してて」

そのとき珠代は、
マイホーム用に購入した土地に来ていた。
まだ基盤だが、既に工事が始まっているので、
時間があれば、そうやって頻繁に
訪問しているのだった。
手抜き工事なんてことにならないよう、
でき得る限り現場を訪れ、
写真撮影をして記録を残しておく。
細かくチェックをすることは、
施主としては当然の務めだ。

「平気よ。裕子さんのほうこそいいの?
 今日、パートの日でしょ?」

「今、お昼だから大丈夫よ。
 みんな外出しちゃってて暇してるの」

「いいわね~、
 それでお金貰えるんでしょう」

そう茶化す珠代に合わせるように、
裕子は答えた。

「ね~、いいでしょう。ははは」

「何時までなの、今日は」

「2時よ。もうすぐ終わり。
 寛治の迎えには間に合うように帰らなくちゃ・・・」

息子の寛治が飛び出すように
送迎バスから降りてくる光景が
裕子の目に浮かんだ。
最近幼稚園では新聞広告を使って
遊ぶのが流行っているようで、
毎日のように寛治はその広告を
折り曲げて剣やら鉄砲やらを作り、
家に持ち帰ってくるのだった。

「そっか、じゃ、あと少しねえ」

珠代がそう答えたとき、
事務所内の電話がなった。

「あっ、ごめん、
 電話入っちゃった。
 切るね、珠代さん・・・」

「うん、わかった。
 頑張ってね、お仕事」

携帯を切り、
裕子は急いで机の電話機に手を伸ばした。
外線の着信を示す灯りを押し、
素早く受話器をとった。

「はい、山口建築設計事務所でございます」

「もしもし、あっ、奥さんですか、
 ひょっとして・・・・」

裕子は瞬時に電話の相手を悟った。
それは、松野の声だった。

「あ・・・、松野さん・・・」

温泉に行ってから、1週間が経過していた。
夫は忙しくカフェの仕事に戻り、
自分もこうしてパート、
そして子育てと普段の生活に復帰していた。
しかし、あの旅行前の自分とは、
何かが決定的に変わったような気分を
抱いているのも事実であった。

これまで知ることのなかった
官能の境地に初めて足を
踏み入れたためだろうか・・・・。
その肉体のどこかに、
もはや消し去ることのできない
鮮烈な記憶が刻みこまれたことを感じ取り、
裕子は、何かこれまでとは違った感覚を
ずっと隠し持ち続けているかのような、
そんな気持ちであった。

旅行以来、初めて松野の声を聞き、
何とか平静を保とうとする裕子に、
松野はのんびりとした調子で話しかける。

「いや、奥さん、
 先日は大変お世話になりまして・・・・。
 いつもの旅行以上に楽しかったですよ」

思わせぶりなその松野の言葉に、
裕子は体が熱くなるのを感じた。

「い、いえ、
 どうもお疲れ様でございました・・・・。
 あ、あの、山口でしょうか」

話がそれ以上妙な方向に行くことのないよう、
裕子はそう松野に訊いた。

「ああ、そうなんですが、
 ひょっとしてランチかな、今?」

「ええ、今日は11時前からずっと出かけています」

「そうですか、
 じゃあ、携帯に電話してみますわ」

そう言って、
思いがけず電話を切ろうとする松野に、
裕子は思い切ったように、訊いた。

「あ、あの、松野さん・・・・」

「どうしました、奥さん」

「先日の旅行のことですが、
 その・・、
 どなたかにおしゃべりになったり・・・」

「奥さん、そのことでしたら、ご心配なく」

裕子の不安げな声色を打ち消すかのように、
豪快に松野は笑いとばした。

「あれはビジネスですよ、奥さん。
 もう終わったことです。
 誰にも言いませんし、言う必要もない。
 ずるずると引っ張って嫌がらせをするような、
 そんな人間ではありませんから。
 変な心配はなさらないでくださいよ」

松野は、一気にそうまくし立てた。

「奥さん、山口さんにも何も話してませんよ、
 念のために言っておきますが。
 お互い、変なわだかまりは持たずに、
 これからもよろしく頼みますよ。
 いろいろと仕事の件で、
 奥様にはサポートしてもらわねばなりませんからな」

「え、ええ、それは勿論・・・・」

「奥さんに十分な接待をしてもらったからには、
 今度はこちらが仕事でお返しする番です。
 引き続き、よろしくお願いしますよ」

松野との電話を終え、
裕子は椅子に座ったまま、
軽くため息をついた。
松野の台詞をそのまま信じるつもりはなかったが、
かと言って、
すぐに何か問題が発生するような事態に
なりそうもないことも確かだった。
あの旅行での出来事、
自分が選択してしまった行為につき、
裕子はそれ以上悩むつもりはなかった。
それはそれとして受け入れ、
この先も生きていくしかない。
夫への愛情は勿論、変わることはない。
妻としてカフェ経営に懸命な夫を
これからもサポートし、
そして母親として長男の子育てにも
取り組んでいくつもりだった。

そのとき裕子は、
しかし、気づいていなかった。
一度絶頂を知った女は、
再びその世界を見ずにはいられないという事実を。
その熟した体の奥底で、
ついに目を覚ました牝としての本能、
そして覚えてしまった快感。
それは理性をも凌駕するほどの力を
持っていることに、そのときの裕子は、
まだ気づいてはいなかった。

いや、気づいてはいたのだが、
裕子はただ、それを認めるのを
避けていただけなのかもしれない

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[ 2014/12/08 12:47 ] 人妻・寝取られ寝取り体験談 | TB(0) | CM(-)
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