【ブロマガ】寿退社した妻を、職場復帰させてはいけない理由完

前回の話

私は、妻が部長と動物のようなセックスをするのを、寝たフリをしながら聞き続けた。薄目を開けて目にした二人のセックスは、本能的に負けを認めてしまうような激しいものだった。

二人は私が睡眠薬で眠っていると信じ込み、私のすぐ横で中出しセックスをした。そして今、二人は仲良く風呂に行っている。
私は、オナニーして射精してしまった罪悪感で、嫌な気持ちになっていた。でも、早く二人が戻ってこないかと期待してしまっていた……。

でも、なかなか二人は戻ってこない。私は焦れてしまい、まずいと思いながらもベッドからそっと抜け出した。そして、ドアのところまで忍び足で移動し、ドアを薄く開けた。すると、浴室の方から声が聞こえてくる。それは妻の嬌声だった。

『ダメぇ、もうイッてるのぉ! おかしくなっちゃう! とめてっ! もう無理だよぉっ!』
妻のあえぎ声がかすかに聞こえてくる。二人で風呂に行き何もないわけはないと思っていたが、案の定、妻はかなり追い詰められているような声を上げている。
「もっとイケっ! どうだ! 俺の方が気持ち良いだろ!」
部長は、ムキになったように言っている。
『ぜ、ぜんぜんだよぉ! 彼の方が気持ち良いんだからぁ!』
妻は、そんな風に部長を煽り続ける。
「イケっ! 牝豚! もっと狂え!!」
部長は、少しイラついた感じだ。私は、もっとしっかりと聞きたくて、ドアをさらに開けた。そして、そっと忍び足で廊下に出て、浴室の方に近づいていった。床がきしまないように、物音を立てないように、忍びの者のように浴室に近づく私。

我ながら、何をしているのだろうと思う。妻の浮気を止めるのではなく、邪魔をしないようにそっと近づこうとする……。私は、夫として失格だと思う。でも、わき上がる衝動を抑えることは出来そうにない。

『うぅああぁっ! ダメェッ! おまんこ壊れる! もうおまんこ壊れてるよぉっ! うぅあぁっ! イクっ! イィグゥッ!!』
妻の絶叫に近いあえぎ声とともに、ビチャビチャという水音が浴室から響く。
「どうだ、潮まで吹いてイッてるじゃないか! 俺の方が良いんだろ!?」
部長のイラついた声が響く。
『へへw まだ全然だよw 彼とのエッチは、私、失神しちゃいますから♡』
妻は、妙に可愛らしい声で言う。でも、私とのセックスで、妻が失神した事実などない。それどころか、潮吹きもないし、こんなに激しくイッたこともない……。いや、もしかしたら、私とのセックスではイッたことすらないのかも知れない……。

「よし……。ベッドに戻るぞ。失神させてやるからな!」
ムキになった部長が言う。私は、慌てて寝室に戻っていった。そして、さっきまでと同じように寝たフリを始めると、二人が戻ってくるのを待った。するとすぐに足音がして、ドアが開く気配がした。

『本当にするんですか?』
うわずった声で言う妻。
「いいから、やれ!」
冷たく言う部長。
『わかりました』
妻は少し不安そうな感じだが、声が興奮で震えているようにも思えた。

すると妻は、私の布団をめくり上げる。私は、心臓が飛び出るほどビックリしたが、かろうじて寝たフリを継続した。
『本当に、起きないですか?』
「これだけやって平気なら、大丈夫だ。いいから続けろ」
部長に言い切られて、妻は少し不安そうに返事をすると、こんどは私の腰のタオルを外し始めた。さっきまでは、勃起した状態だった。それを見られたら、起きているのがバレたかもしれない。でも今は、さっき慌てて廊下から戻ったときのドキドキもあって、すっかりと縮み上がっていた。

「こんなに小さいのか。本当にこれで失神するのか?」
部長のあざけるような声がする。
『まだ大きくなってないからですよ。今大きくしちゃいますね♡』
妻はそう言うと、私のペニスをつまみ、そのまま口に含んだようだ。そしてすぐにバキュームされ、同時に舌が絡みついてくる。私は、こんな状況なのに気持ち良くて声が漏れそうだった。

『ほんとだ! 寝てるのに大っきくなるんだ!』
妻は驚いたような口調で言う。本当に、寝ているときに勃起するのかどうかはわからないが、朝立ちがあるくらいなので、やっぱり勃起するのかもしれない。

「ははw 大きくなってもその程度かw やっぱり俺の方がいいんじゃないのか?」
部長が、失笑という感じで言う。私は、プライドを傷つけられた気持ちだった。でも、こんな風に妻を寝取られて、何も出来ない私にプライドなんて言う資格はないのかもしれない。

『そんなことないもん! 大きさじゃ勝てなくても、愛があるもん!』
妻は、可愛らしい言い方で言う。まるで少女のようだ。男ばかりの不動産会社でバリバリと働いていて、どちらかというと勝ち気というか、気が強い感じの妻だが、部長の前ではまるで可愛らしい女の子のようだ。

これだけ年の差があると、そういう部分を見せるのに抵抗がないのかもしれない。8歳年上の私には、見せることがない貌だ……。そんなことが、妙に気になってしまう。

「浮気しといて愛とか言うか?w」
『うん♡ だって、小さくてもこのおちんちん、大好きだもん♡』
妻はそう言うと、再び私のペニスをくわえてきた。私に直接コンタクトを取るなんて、大胆にもほどがあると思う。

「もう止めとけ、さすがに起きるぞ」
あきれたように言う部長。
『平気です。結構、濃いめにしましたから』
「本当にお前はw 気をつけろよ。やりすぎると死ぬぞ」
『えっ!? そうなんですか?』
驚く妻。
「ウソだよw よほど大量に飲まさない限り、死ぬことはないw」
『もう! ビックリさせないで下さいよぉ!』
妻はそんな会話を続けながらも、私のものをフェラし続ける。

「それで目一杯なのか? そのサイズで、本当にイケるのか?」
部長が妻に質問する。
『イ、イケますよ! だって、失神しちゃうんだもん』
妻が、ウソを重ねる。
「だったら、見せてみろ」
『えっ? 見せる? む、無理だよ! 無理です! 起きちゃうもん!』
しどろもどろになる妻。
「それだけやって起きないんだから、何やっても起きないだろ。それとも、ウソなのか?」
『そんなことないです! じゃあ、見てて下さい……』
妻は結局そう言うと、私の上にまたがってきた。私は、今は寝たフリをしているので起きることはないが、もしも本当に寝ていたとしたら、ここまでされたら起きてしまったかもしれない。そうなったら、どんな修羅場になっただろう……。

妻の膣肉に包み込まれて、私は本当に気持ち良くて声が漏れるのを抑えるのに必死だった。
『ん、ふぅ♡ やっぱりこのおちんちんが一番だよ♡』
妻はそんなことを言ってくれる。妻は、私の上に乗って腰を降ろしながらも、体重をかけないように気を使っている。私を起こさないように、妻なりに必死なのかもしれない。

「本当に一番なのか? 俺の方がいいんじゃないのか?」
部長が、ちょっと女々しく聞く。部長は、妻のことをレイプして牝奴隷化したサディストだと思っていたが、部長が妻に夢中という感じもする。

『そんなことないです。愛がいっぱいで、もうイッちゃいそうです♡』
妻は、そんなことを言う。でも、口調は余裕たっぷりで、さっき部長としたときのように、切羽詰まって悲鳴を上げるような感じではない。なので、とてもイクとは思えない。

「じゃ、じゃあ、見せてみろ。お前がその粗チンでイクところ、見せてみろ」
少し声を荒らげる部長。この状況で言うことではないが、妙に可愛らしいところがあるんだなと思ってしまった。

『いいですよ。私が失神したら、後はよろしくですw』
妻はそう言うと、私の上で動き始めた。妻は完全に腰を降ろすわけではなく、少しお尻を浮かせ気味にする。私を起こさないように気をつけながら、上下に腰を振り続ける。
『アン♡ あっ♡ 気持ち良いよぉ、このおちんちんが一番気持ち良い♡』
妻は、少し大げさな感じであえぎ続ける。さっきの部長とのセックスとは全く違うリアクションだ。

「ウソつけw 物足りなさそうだぞ。ほら、これが欲しいんじゃないのか?」
部長が、芝居がかった言い方をする。
『うわぁ、そうやって見せられると、本当に大きいですね』
とろけた声で言う妻。それと同時に、妻の膣がキュンキュンという感じでうねり始めた。どう考えても、部長のペニスを見てそうなったとしか思えない。
昔のドラマなんかで"身体は正直だな"というセリフがあったが、まさに今の妻がその状態だ。

「ほら、くわえてみろ」
部長が少し嬉しそうに言う。私は、寝たフリをしながら状況をうかがうしか出来ないが、まさか3Pに巻き込まれるとは思ってもいなかった。

『仕方ないですねw してあげます♡』
妻はそう言うと、部長のものをくわえたようだ。くちょくちゅという水音と、部長の荒い呼吸音が響く。
私は、思い切って薄目を開けた。本当に、かすかにしか開けなかったが、それでもいきなり目に飛び込んできたのは、妻のフェラチオ姿だった。

真下から見上げると、太くて逞しい男根を、大きな口を開けてくわえ込む妻の姿が見える。ペニスが邪魔で表情は見えないが、逆にそのペニスのおかげで、妻から私は見えないはずだ。

妻は私と繋がりながら、リズミカルにフェラチオを続ける。大きなものが妻の喉奥まで入っていき、そしてズルズルと吐き出されていく。その長さも驚くほどだ。
そして妻は、頬をすぼめるようにして強烈なバキュームもしているし、時折舌がチロチロと見え隠れする。ただくわえているだけではなく、舌でも絶え間なく刺激を与え続けているのだと思う。

妻のフェラチオは、最近特に上達したなと思っていた。でも、私にしてくれるときよりも、今部長にしているときの方がはるかにスムーズで上手だ。私にするときは、怪しまれないように下手なフリをしていたんだなと気がついた。

「どうだ。やっぱりコレが良いんだろ? これを入れて欲しいんだろ?」
部長は、うめくように言う。嫉妬と興奮で高まっているのだと思う。しかし、おかしな話だと思う。寝取っているのは部長のはずなのに、私に嫉妬する。部長は、妻に対して本気になってしまっているのではないか? そんな不安がよぎる。

『ふふw これくわえると、子宮がうずきます♡ 本当に素敵です♡』
妻が、とろけた声で言う。自分の妻が、他の男のモノをくわえてうっとりとした声を上げる……。それだけではなく、妻の子宮は妻の言葉の通り、さっきからずっとキュンキュンとうごめいている。
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寿退社した妻を、職場復帰させてはいけない理由2

前回の話

私は、妻の瞳と、瞳が大嫌いだったはずの会社の上司との秘密を見てしまった。そして、自分の身に起きていた謎も解けてしまった。
私は、実際に自分の耳で聞き、ぼんやりとぼやけていたとはいえ、ステンレスに映る二人のプレイも目にした。それでもまだ、私は信じられない気持ちだった。


私はこの後、病院に行く予定だったが、それが必要ないとわかったので帰宅した。そして、仕事も何も手につかず、考えることさえ放棄してソファに座っていた。何時間経ったのかわからないが、玄関のドアが開く音で我に返った。

『ただいま〜。すぐに夕ご飯作っちゃうね!』
妻が、元気いっぱいに言いながらリビングに入ってきた。私は、いつも通りにお帰りと言いながら、やっぱりさっき見たことは夢だったのかな? と思っていた。それくらい、妻はいつも通りの元気で笑顔な妻だったからだ。

でも、私は妻の姿が以前と変わったことが、部長のせいなのではないかと思い始めていた。自慢だった黒くて長い髪は、かなり短いショートカットになり、色も明るいベージュ色になった。そして、スーツも妙にスカートが短くなったし、胸元もルーズになった。何より驚いたのは、あんなに嫌っていたピアスを耳に入れたことだ。

それがすべて、部長の好みに合わせるためだったのではないか? そんな疑念がどんどん大きくなる。

『あなた、もうすぐ出来るから先に飲んでてね〜』
キッチンから、明るい声で言う妻。とても部長と不倫しているなんて思えない。私は、偶然見てしまったので気がつくことが出来たが、あれがなければ気がつくことはなかったと思う。男のウソはすぐバレるが、女性のウソはわからないという。

それにしても、キッチンの妻の姿は妙にエロティックだった。短めのスーツのスカート、そして胸元がルーズなブラウス、その上にエプロンをして料理をする姿。ギャップというか、少しコスプレっぽく見える。

『お待たせ〜』
笑顔で料理を運んでくる妻。もの凄く上機嫌に見える。私は、ついつられて笑顔になるが、その上機嫌が、昼間の逢瀬のせいなのかと思うと、複雑だ。そして、今日の夜、部長は妻を抱くためにここに来るというようなことを言っていた。本当だろうか? 

そして、考えてみれば、私が記憶を失う夜はいつも妻は上機嫌だった。私を眠らせた後に、部長に抱かれるのを楽しみにしていたからなのだろうか?

そんなことを考えながらも、私はいつも通りに食事を始めた。妻は、まったく不審なところもなく、楽しそうに話しかけてくる。会社で今抱えている仕事のことや、部長のグチまで言ってくる。そして、
『あなた、今日はまだ早いから、久しぶりにエッチしたいなぁ♡』
と、可愛らしい言い方で誘ってくる。私は、やっぱり昼間見たことは何かの間違いだったと思った。もしかして、私は脳に腫瘍か何かがあって、ありもしない幻を見た……。その腫瘍のせいで、たまに記憶をなくす……。そういう事なのではないかと思った。

「じゃあ、久しぶりに一緒にお風呂入ろうか?」
私は、そんな希望を言った。
『えっ? い、いいよ。どうしたの? 珍しいね。嬉しいな♡』
妻は、一瞬動揺が見えた。でも、結局喜んでいる感じだ。

そして食事を終えると、私が先に風呂に入ることになった。
『じゃあ、すぐ行くからね〜』
妻はそんな風に明るく言う。でも、何となくだけど動揺している風に見えた。

私は浴室に入るとすぐにシャワーを浴び、身体を洗って湯船につかった。しばらくすると、妻が入ってきた。私は、妻の姿を見てびっくりして動きを止めてしまった。

『おまたせ〜。どう? 似合う?』
妻はおどけたように言いながら、浴室の中に入ってきた。妻は、いわゆるスクール水着を着ていた。でも、学生の頃に使っていたヤツという感じではなく、買ったばかりで新しい感じだ。そしてよく見ると、デザインも昔とは違う感じで、結構ハイレグで胸も谷間が見えるくらいに空いているデザインだった。胸回りのサイズがあっていないのか、妻のFカップの胸が押しつぶされて、水着が弾けそうに見えた。

「ど、どうしたの?」
私は、あまりの出来事に思考が停止してしまった。
『たまにはコスプレして、サービスしようかなぁってw』
妻はそう言うと、そのまま湯船に入ってきた。お湯があふれ出すのも構わず、妻は楽しそうに笑いながら私にくっついてくる。

『ちょっと狭いねw あなた、そこに座ってみて』
妻はそう言って私を風呂の縁に座らせる。
『ふふw 大きくなってるね♡』
妻は、ちょうど目の前に来た感じの私のペニスをくわえてきた。そして、この前のようにいきなりバキュームフェラをしてきた。吸い込まれるような感覚に、私は腰が浮きそうになる。
妻は私を見上げるようにしながら、一生懸命に口での奉仕をしてくれる。可愛らしい顔で、スクール水着まで着ている妻は、本当に若く見える。私は、いつもとはまったく違った妻の姿に、強く興奮していた。

でも、こんなコスプレも、バキュームフェラも、部長が仕込んだのではないか? そう思うと、いても立ってもいられないような気持ちになる。

『ふふw いつもより固い♡ 興奮してくれてるんだね』
妻は、少し興奮したような声で言う。そして、私を洗い場の方の椅子に座らせると、浴室のドアを開けて手を伸ばし、ボトルのような物を手に取った。

それのフタを開けると、中のドロッとしたモノを手の平に取り、私に塗りつけてくる。
『ちょっと冷たいかもw』
妻はそんな風に言うと、それを私の胸に塗り伸ばしていく。私は、その凄くヌルヌルとするモノが、ローションなんだなと理解した。今まで、ローションなんか使ったことがない私は、それが私の胸に塗り広げられ、妻の指が私の乳首を滑っていくと、あまりに気持ち良くてうめいてしまった。

『気持ちいい? 一回やってみたかったんだ。下手くそだと思うけど、我慢してね』
妻はそう言うと、自分のスクール水着にローションを塗り広げ、そのまま私に密着してくる。私に対面座位のような格好でまたがり、身体を密着させてこするようにしてくる妻。これが、ローションプレイというモノなんだなと思った。
スクール水着の生地が私の乳首に触れると、ローションのせいもあってか、もの凄く気持ちいい。その上、妻の股間部分のスクール水着が、私のペニスをこするように刺激するので、それもまた気持ち良かった。

私は、気持ちいいと声を上げてしまった。
『私も……こすれてぇ、あぁ、んっ、気持ち良いよぉ♡』
妻はそう言うと、私のペニスを股間にこすりつけるように腰を振る。挿入していないのに、セックスしているような快感が走る。

そして妻の動きは、どんどん速くなっていく。私は、まさか自宅の浴室でこんな事をされるなんて夢にも思っていなかった。でも、スクール水着の視覚効果と、生地の何とも言えないこすれる感覚に、あっけなく限界が来てしまった。

「瞳、ダメだ、出るッ!」
私は、瞳に抱きつくようにして射精してしまった。
『あん♡ イッちゃったね。まだこれからなのにぃ』
甘えたような声で妻が言う。私は、不思議な感覚に陥っていた。このあと、妻は私を眠らせて部長とセックスをするつもりのはずだ。それなのに、私はそれを止めようという気持ちがなかった。それどころか、それを見てみたいと思う気持ちが生まれていた。

瞳が、私以外の男性とセックスをして、どんな痴態を見せるのか……。私以外の男性に、私の知らない貌をさらすのか……。そんな事を考えている自分に驚いてしまった。

『じゃあ、先に出て待っててね♡ ベッドで続きしようね♡』
妻はそんな事を言いながら、私の身体のローションを洗い流していく。そしてヌルヌルの取れた私は、スクール水着のままの妻を残して浴室を出た。
『冷たいお茶入れといたから、飲んでね〜』
背中に妻のそんな声を浴びながら、私はゾクッとしてしまった。たぶん、それには睡眠薬が入っているはずだ。それを飲ませようとしているのに、妻はまったく怪しいところがなかった。罪悪感も何も感じていない……。そんな風に思えてしまい、私は少し怖くなっていた。

そして腰にタオルを巻き、リビングに行く。すると、テーブルの上に氷の入ったお茶が用意されている。冷たそうで、とても美味しそうだ。普段の私なら、何も考えずに一息に飲み干したはずだ。

私はそれをキッチンのシンクに流した。怪しまれないように、氷はそのままにして、中身だけを流した。

私はそのままベッドに移動する。そして、セミダブルのベッド二つをくっつけた内の一つに寝転がり、寝たフリを始めた。寝たフリなんてしたことはないが、私なりに不自然に見えないように頑張ってみた。

そしてしばらくすると、静かにドアが開く気配がした。そして、人が近づいてくる気配がする。
『あなた……。あなた……』
妻が、小さな声で二回声をかけてくる。私は、そのまま寝たフリを続けた。すると、妻の手が私の肩にかかり、ゆっくりと揺すり始める。
『あなた……』
妻は、さっきよりも大きな声で言う。でも、私は寝たふりを続けた。

『ちょっと、濃すぎたかしら……。あなた、ごめんなさい……。愛してます』
妻の申し訳なさそうな声とともに、寝室の電気が消された。そして、ドアが閉る音がした。私は、薄目で確認した。すると、寝室には誰もいなかった。

しばらくどうしようかと迷っていると、リビングの方から声がした。

「そんなのいいから、ベッドに行くぞ」
昼間聞いた部長の声だ。本当に来るとは……。信じられない思いだ。
『せっかくこんな格好してるんですから、お風呂でご奉仕させて下さい♡』
「なんで水着もう濡れてるんだ?」
『だって、彼とお風呂入ったから……』
「そういうことかw 旦那に、そのおまんこ見せるわけにはいかないからなw」
部長は、からかうように言う。どういうことだ? それにしても、大きな声だ。ドアと廊下を隔てているのに、隣で話しているように聞こえる。

『だから言ったじゃないですか。こんな風にしたら、さすがヤバいですって』
「なに言ってるんだ。剃られてるときも、穴開けられたときも、イッただろ? この淫乱がw」
部長が、ひどい言葉をかける。
『だってぇ、あの人にバレちゃうって思ったら、イッちゃったんだもん♡』
「ド変態がw でも、どうするつもりだ? 毎回水着でごまかせないだろ?」
『自分でやっといて、よく言いますねw』
「まぁそうだなw でも、自分の嫁がパイパンにされて、ビラビラにピアスまで開けられて気がつかないなんて、脳天気な旦那だなw」
『そんな風に言わないで下さい! 私のことを信じてくれてるだけです!』
妻は、私のことを擁護するように言う。
「そんなにラブラブなら、不倫なんてするなよw」
部長が、至極まともなことを言う。
『部長が染めたくせに……。レイプした人が、よく言いますよねw』
妻の声まで丸聞こえだ。もしかして、本当にドアのすぐ外で話をしているのかもしれない。

『あれがレイプ? 最近は、女が途中で上にまたがって、もっともっとと叫んでもレイプというのか?w」
からかうように言う部長。でも、なんとなく流れが見えてきた。
『だって、部長の反則なんだもん。あんなので30分も突かれ続けたら、誰でも狂っちゃいます♡』
妻は今まで聞いたことのないような、甘く媚びるような声で言う。
「お前は淫乱な雌豚だからなw よし、じゃあ風呂に行くか」
部長は、結局妻の提案を受け入れ、風呂に行くことにしたようだ。

『へへw 我慢できなくなっちゃった。今すぐ下さい♡』
妻のとろとろにとろけた声が聞こえてくる……。
「何でそんなところに穴が開いてるんだw」
『部長にすぐ入れてもらうために決まってるじゃないですか♡』
「この、淫乱が!」
『んふぉっんっ♡』
妻の甘いうめき声が響く。
「ぐちょぐちょだなw」
『うぅ、だってぇ、部長の大っきすぎるからぁ♡』
ドアの向こうから、妻のとろけすぎた声が響く。
「旦那のはそんなに小さいのか?」
馬鹿にしたような部長の声。私は、プライドを傷つけられたような気持ちになった。でも、私のモノが大きいかと聞かれたら、大きいとは言えない……。自分では標準レベルのサイズだと思うが、他人と比べたことはないので自信はない。

『彼のことは言わないで下さい……』
妻がつらそうな声で言う。
「よく言うよw 旦那の話すると、凄く締まるぞw」
『そんなこと……うあぁっ! ダメェ、あっ! あぁっ! ヒィあぁ!』
妻がうめくのと同時に、肉と肉がぶつかるような鈍い音が響き始めた。
「デカい声だなw いいのか? 旦那起きるぞw」
『だ、だめぇ、声我慢できないぃ、ウウッ! あっ! あっ! 大っきい! おチンポ大きいよぉ♡』
妻がはしたない言葉で叫ぶ。妻の声と、振動まで伝わってくる。たぶん、ドアのすぐ外……。もしかしたら、ドアのところで二人はしているのかもしれない。私は強い嫉妬を感じた。このままドアを開けて、二人の前に出て行くべきではないか。そんなことを思いながらも、息を潜めて聞き耳を立てている私。何かが私の中で変化していってる気がする。

「こっち向け。口開けろ」
部長は、冷たく命令する。
『はい、わかりましたぁ』
妻のうわずった声も聞こえてくる。
「どうだ、美味いか?」
『うぅあぁ♡ 美味しいですぅ、もっとぉ♡』
「ド淫乱がw」
『はい、私は部長の淫乱ペットです♡』
「よし、そのままドア開けろw」
『だ、だめです、まだ寝たばかりだから……』
「なに言ってるんだ。メチャクチャ締まってるぞw ほら」
『あっ、ダメっ!』
妻の声と同時に、寝室のドアが開いた。私は、とっさに目を閉じて寝たフリを再開した。

「なんだ、よく寝てるじゃないか。よし、そこに両手をついてみろ」
『えっ? ここに……ですか?』
「いいからやれ」
『ご、ごめんなさい』
妻の謝る声とともに、私のすぐ足元の方で、妻が両手をついたような感覚があった。まさかこんなに近くでするなんて想像もしていなかったので、私はドキドキしっぱなしだった。

『だめぇ、こんな、無理、あぁ、あっ! 声、うぅふぅ……あぁっん♡』
「起きるぞw 本当は、起きて欲しいじゃないのか? 旦那に見られたいんだろ!?」
『ち、違うぅっ! あっ! あぁっくぅ……んんっ! 部長、固いです♡ いつもより固いよぉ♡』
「おら! イケっ! 旦那の目の前でイケっ!」
部長の声とともに、ピシッ! と鋭い音が響く。
『んふぅっ♡ それダメぇ、ひぃっ! んあぁっ! もっとぉっ! もっとぶって下さいぃっ!』
妻は、とろけた声で部長におねだりをする。私は、我慢しきれずに薄目を開けてみた。
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寿退社した妻を、職場復帰させてはいけない理由

妻の瞳とは、結婚して2年目を迎えた。不動産の会社に勤めていた妻は、私がそれなりに収入がある自営業者ということもあり、寿退社をして、私の会社の経理などを手伝ってくれていた。

だけど、その不動産会社ではバリバリに働いていて営業成績も常に上位だった彼女は、最近職場復帰をしたいと言うようになっていた。経理の手伝いなどでは、退屈だったのだと思う。確かに、私の会社の経理などは、税理士に丸投げでも問題が無い程度なので、子供が出来るまでならばという約束で、彼女の職場復帰に同意した。

27歳の彼女と、35歳の私。年の差はあるが、共通の趣味もあり、仲の良い夫婦だと思っている。彼女も職場復帰したとはいえ、30歳くらいまでには子供を作りたいと言っているので、たかが数年のことだと思っている。

そして職場復帰した彼女は、生き生きとした顔で楽しそうに日々を過ごすようになっていた。正直、妻を働きに出すという部分で、甲斐性のことなどで複雑な気持ちもあったが、結果良かったなと思っていた。

『ホント、アイツムカつく。仕事は出来るかもしれないけど、あんな騙すようなやり方は、絶対に良くないよ!』
夕食を食べながら、こんな風に上司のグチを言うのも日課になっていた。私は、ほぼ1人で完結している自営業なので、人に頭を下げることも、上司に理不尽なことを言われることもない。なので、自然と私がグチを聞く感じになっていた。

「まぁまぁ。でも、違法な事してるわけじゃないんでしょ?」
『それはそうだけど、私は絶対に認めない! それに、アイツ生理的に受け付けないし』
妻は不動産業でバリバリとやっていた割には、正義感が強いというか、曲がったことが嫌いな性格だ。不動産業なんかで数年働いていたら、良くも悪くも世間擦れすると思う。ウソとまでは行かなくても、多少盛ったり、あえて説明しないことなんかもあるはずだ。

「そんなに嫌ってたら、相手も瞳のこと嫌いになっちゃうよ」
『いいよ、嫌われても! その方が良いし! ホント、アイツって気持ち悪いんだもん』
妻は、その上司を毛虫のように嫌っているようだ。まぁ、惚れるよりは嫌う方がましかと思いながらも、そんなにストレスなら何時でも止めていいよと言ってみた。

『ありがとう。でも、もうちょっと頑張るね。それで、ハワイとか行っちゃおうよ!』
妻はそんな事を言ってくれる。別に彼女が働かなくても、ハワイくらいはいつでも行けると思うが、生き生きとしている彼女を見るのも好きだし、スーツ姿の彼女もなかなか良いものだと思っていた。

妻は、身長こそ少し低めだが、スタイルがとても良い。足も長いし、ウエストもくびれている。そのくせ胸もそれなりに大きくて、くびれたウエストのことも相まって、Fカップだそうだ。グラビアの人みたいに、ぽっちゃりしたFカップではなく、吹石一恵みたいな感じの美乳だ。それがスーツを着ていると、もの凄くエロい感じがする。

不動産会社の、特に営業などは男性が多いと思う。誘われたりしないのかな? と、心配になることもある。また、お客さんの中には、買うからやらせろとか言ってくる人はいないのだろうか? という、心配もしてしまう。
だけど、曲がったことが嫌いで、私のことを凄く愛してくれている(はずの)妻が、裏切ることはないだろうと信じている。

そして、昔のようにバリバリ働くようになった妻は、帰りが遅くなることも増えてきた。
それでも、
『ごめんね〜。遅くなっちゃった! すぐご飯作るから!』
と言って、夕ご飯をしっかりと作ってくれる。そして、忙しくなってきたのに、なぜか職場復帰する前よりもセックスの回数が増えた。
男性ばかりの競争社会の中に戻ったことで、少し雄化したのかもしれないし、私と過ごす時間が減ったことで、気持ちが新鮮に戻ったのかもしれない。
それは、私にはとても嬉しいことだった。

そんな風に、妻の職場復帰はメリットの方が多かった。そんな生活が1年近く続いたが、ここの所すれ違いが多くなっていた。私の仕事がますます順調で、海外を含めた出張が増えたこと、そして、妻に役職がついたこともあって、夕食も別々に取るのが普通になってしまっていた。

それでも、休みの日には一緒に出かけたりするし、セックスも月に1〜2回はする。まぁ、あと数年のことだから仕方ないかな? と思うようにしていた。

『あなた、コーヒー入れたけど、飲みますか?』
朝、目が覚めてキッチンに行くと、妻が朝食を作っていた。昨日は何時に帰ってきたのか知らないが、2時は過ぎていたと思う。最近は、寝室のダブルベッド以外にも、洋室にシングルベッドを置くようになっていた。遅いときは、妻はそこで寝る。私を起こさないように、色々と気を使ってくれているみたいだ。

「ありがとう。昨日も遅かったみたいだけど、身体は平気?」
『ちょっと眠い』
笑いながら言う妻。でも、すでに身支度も終えている。本当に、働くことが大好きのようだ。
『じゃあ、私もう行っちゃうけど、食器シンクに突っ込んどいて下さいね』
と、玄関に向かった。私は妻を見送りながら、主夫になった気持ちを味わっていた。

出ていく妻を見て、そう言えばあのバッグ、どうしたのかな? と思った。妻が腕にかけていたバッグは、いつもの見慣れたヤツではなく、エルメスのマークの入った高そうなバッグだった。まぁ、バッグぐらい好きに買えばいいと思ったが、そう言えば最近妻は服装も変わったなと思った。

スーツはスーツなのだけど、スカートが少し短い気がする。そしてワイシャツも、少し胸元がルーズなものが増えた気がする。まぁ、女性の営業は多少の色仕掛けも必要だよなと思いながらも、ちょっと不安な気持ちになった。

一旦そう思うと、色々と気になるようになってしまった。一つ一つなら、些細な変化で気にならないことでも、いくつか複合すると疑念を持ってしまう。

そんな風に思っているときに、妻が髪を切った。肩より長い黒髪が自慢だった妻が、首が見えるくらいに短くして、ベージュというか明るめのヘアカラーをした。
『どう? ちょっと切り過ぎちゃったかな?』
妻は照れくさそうに私に言ってきた。
「どうしたの? あんなに髪の毛大事にしてたでしょ?」
『うん。なんか、イメチェン。似合ってる?』
妻は、少し不安そうな顔で聞いてくる。私は、長い髪の彼女も好きだったが、この髪型の彼女もいいと思った。若くて可愛らしい……そんなイメージになった気がする。元々は清楚系というか、石原さとみみたいなイメージだった彼女だが、短くしてカラーを入れたことで、若いときの石田ゆり子みたいななった気がする。

私は、とてもよく似合ってると告げた。すると、一気に満面の笑みになり、
『良かった! 似合わないって言われたら、どうしようかと思ったよ』
と、ホッとしたように言う妻。

『あなた、これプレゼント。いつもお仕事お疲れ様』
妻はそう言うと、私にカルティエの腕時計を渡してきた。私は、凄く驚いて思わずどうしたのとか聞いてしまった。
すると妻は、自分の腕を私に見せる。そこには、私にくれたモノとサイズ違いの腕時計がはめられていた。
『ペアウォッチ。最近一緒にいる時間少なくなっちゃったでしょ? だから、浮気防止だよ。浮気しそうになったら、これ見て思いとどまってね』
妻は、可愛らし口調で言う。その頬は少し赤くなっていて、照れているのがわかる。

私は、妻のことを何となく疑ってしまったことを反省した。そして、感激しながら早速その腕時計をはめてみた。よく見ると、まったく同じシリーズではないみたいで、多少デザインの違いもあったが、ペアウォッチと言って間違いないと思う。私は妻のその気持ちが嬉しくて、思わず彼女を抱きしめた。

『あん。あなた、喜びすぎだって。でも、嬉しいなぁ』
妻はそう言って、私にキスをしてくれた。一瞬、タバコの匂いがした気がしたが、私の思い過ごしだったと思う。彼女も私も煙草は吸わない。酒は少し飲む程度だ。なので、昼に食べたものの匂いかな? と思った。


そんな嬉しい出来事はあったが、ますます彼女の仕事は忙しくなり、すれ違いの時間が増えていった。

『あなた、ゴメンね、パン買ってあるからそれ食べてね〜』
妻は、朝食を作る余裕もなくなっていった。でも、妻が買ってくるパンは、妙に高そうなモノで、そう言えば最近妻の買うものはどれも高価なものになった気がする。それだけ稼いでいると言うことなのかもしれないが、何となく金遣いが荒くなった気がする。

そして、今朝、玄関で見送っていて気がついたが、妻はいつの間にか耳にピアスを開けていた。小さなピアスだが、たぶんダイアだと思う。妻は、妙に古風なところがあって、
『親からもらった身体に穴を開けるなんて信じられない!』
と、ピアス否定派だった。それなのに、私に断りもなくピアスを開けてしまった。もっとも、断る必要があるかどうかと言えば、別にないと思うが、それでもひと言あっても良いのでは? と、不満に思ってしまった。

これがきっかけで、また妻に疑念を持ってしまった。そしてある日、妻が会社に出かけた後、私は家捜しみたいな事をしてしまった。すると、私の疑念はさらに強くなってしまった。妻は、ブランドモノの指輪やアクセサリーを多数持っていた。そしてスーツなんかもブランドものだった。いくら稼ぐとは言え、モノが多すぎる気がした。

そして、気が引けたが、彼女の衣装棚もチェックしてしまった。すると、私が見たことのないようなセクシーな下着が、奥の方に隠すようにしまわれていた。それは、ガーターベルトや、スケスケに透けてしまっているもの……そして、肝心の部分に穴が空いていて、乳首もアソコも丸見えになってしまうようなモノまであった。私は、この時初めて妻の浮気を疑った。考えてみれば、怪しい兆候は沢山あった。でも、その全てを私は思い過ごしだと思ってしまった。いや、思い込もうとしていたのかもしれない。

私は、信じられないといいう気持ちと、もしかしたらという気持ちで、心臓がバクバクしてしまった。

その日の夜、妻は意外と早く帰ってきた。と言っても、すでに24:00近くではあったが、私は彼女を待っていた。
『ただいま。起きてたんだ。なんか作ろうか?』
妻は、少し酔っているようだった。
「もう食べたよ。酔ってるの?」
『ゴメンね。ちょっと、会社のみんなでご飯食べたから。部長のおごりだったから、飲み過ぎちゃった』
頬を赤くしたまま言う彼女。
「え? 部長の事って、嫌いじゃなかったっけ?」
『嫌いだよ。でも、おごりなら遠慮無く食べないとね』
楽しそうに言う妻。
『お風呂は? 久しぶりに一緒に入る?』
酔いのせいか、妙に上機嫌な妻。私は、すでに風呂に入った後だったので、それを断った。
『残念。じゃあ、ベッドで待っててね。久しぶりに、エッチしよっか?』
妻は、少し上気したような顔で言う。私は聞きたいことが山ほどあったが、それを飲み込んでベッドに移動した。久しぶりに妻に誘われて、嬉しかったと言う気持ちもあったからだ。

そしてベッドに入ると、疑いの気持ちを持ったことをバカらしく思い始めていた。瞳に限って、浮気なんてあるはずがない……。

すると、妻が身体にタオルを巻いて寝室に入ってきた。
『お待たせ〜。ちょっと暗くするね』
そう言って、間接照明にした妻。
『あなた、気に入ってもらえるといいんだけど……』
そう言って、タオルを外した妻。すると、私が見つけてしまったあの下着を身にまとっていた。穴が空いているので、乳首もアソコも丸見えになっているその下着は、下着の役目は果たせていないと思う。
『変かな? ダメ? 喜ぶかなぁって思ったんだけど……』
妻は、恥ずかしそうにモジモジしながらそんな事を言う。私は、心底ホッとしていた。他の誰かを喜ばせるためではなく、私のためだったんだ……。そう思うと、妻のことが無性に愛おしくなった。

「すっごく似合ってるよ。エッチすぎて、こんなになっちゃったよ」
私は腰のタオルを外し、勃起したペニスをアピールした。久しぶりにここまでカチカチになった気がする。

『ホントだ。なんか、溢れてる』
妻は嬉しそうに笑いながら言うと、私のモノを口でくわえてくれた。セクシーなランジェリー姿でこんな事をされると、まるでアダルトビデオに迷い込んだような気持ちになった。もともと妻は、セックスは嫌いではなかったと思うが、淡泊ではあった。愛撫とかはあまりなしで、すぐに挿入して愛し合うようなセックスが多かった。

なので、こんな風にしっかりとフェラチオしてもらうのは、もしかして初めてかもしれない。妻は私のモノを根元までくわえると、舌だけではなく喉でも責めてくるような複雑な動きをする。そして、結構な音を立てながら、吸引するような事もする。バキュームフェラという言葉は聞いたことがあるが、実際に経験するのは初めてだ。私は、妻と交際する前には、2人としか経験が無く、風俗も行ったことがない。なので、妻のこのフェラチオは、あまりに気持ち良すぎて声が漏れてしまった。

『気持ちいい? 雑誌で見たやり方だから、あまり上手く出来ないけど……』
妻はそんな事を言うが、私はもうイキそうになっていた。私のために、雑誌で勉強してくれたのかと思うと、胸が熱くなった。忙しくてすれ違いの日々を、妻も妻なりに悪いなと思ってくれているのだと思った。

「気持ちいいよ。ダメだ、もう出ちゃいそうだよ」
私は情けない気持ちになりながら、そんな声を出した。でも、妻は嬉しそうな顔をして、またくわえてくれた。それだけではなく、くわえたまま指で乳首まで触り始めてくれた。それも、両乳首を……。

私は、三ヶ所を同時に責められて、うめき声をあげながら射精してしまった。
妻は、竿の中のモノまで吸い取るようにしてくれた後、口の中の物をティッシュに吐き出し、
『いっぱい出たね。気持ち良かった?』
と、嬉しそうに笑いながら聞いてきた。私は、最高に気持ち良かったと言いながら、今度は私が責めると言ってみた。

すると、
『ちょっと待ってて』
と言い、寝室を出て行った。そしてすぐに戻ってくると、コップにお茶を入れて持ってきてくれた。
私は礼を言い、それを飲み干した。そして、妻にキスをした。妻は嬉しそうに私に抱きつき、舌を絡めてきてくれる。私は、そのまま妻の胸を揉み始める。セクシーなランジェリーからはみ出てしまっている乳首を触ったり、Fカップの美しい乳房を揉んでいく。
『ン、ふゥ♡ 気持ちいい……』
妻は、気持ちよさそうな声を上げてくれる。そこで記憶が途切れてしまった。

私が目を覚ますと、すでに明け方だった。一瞬パニックになる私。
『おはよう。よく眠れた?』
妻が、私の横にいて声をかけてくれる。
「あ、あぁ、おはよう。あれ、俺って、いつの間に寝ちゃったんだ?」
混乱したままそう訪ねる私。
『ふふ。昨日は激しかったモノね。とっても素敵でした♡ まだ、あなたの精子中に入ってるわ。出来ちゃうかもね』
と、私に抱きつきながら言う妻。

私は、言葉も出せなかった。私は、妻の胸を愛撫し始めたところまでしか記憶が無い。挿入したことも、まして、中に出してしまったことも記憶にない。

『そろそろ、あなたの赤ちゃん欲しいなぁ……』
妻は、照れたように言う。私は混乱したままだったが、そうだねと答えた。

そしてこの日をきっかけに、忙しい中でもセックスをするようになった。最低でも週に一回はするようになった。でも、毎回のように記憶を失ってしまう私……。私は、自分が壊れてしまったような気持ちになり、恐ろしくなってしまった。

そして、病院で検査を受けようかと思っていた矢先、偶然街で妻を見かけることがあった。妻はオフィス街のビルの入り口にいて、灰皿の前で煙草を吸っていた……。私は、我が目を疑った。煙草を吸うなんて、当然聞いてもいないし、瞳の性格上あり得ないと思った。

それが今、数十メーター先で細い煙草を指で挟み、慣れた仕草で吸っている……。私は、見てはいけないものを見てしまった気持ちになった。声をかけようかと迷っていると、急に妻が手を振った。私の方にではなく、全然別の方向に……。

すると、50がらみの男性が妻に歩み寄ってくる。その男性は、どちらかというといかつい感じで、男前ではなかった。でも、エネルギッシュな感じが溢れていて、仕事が出来そうなやり手という印象だった。
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