前回の話
僕は、パンツの中を精液まみれにしながら、快感にうめいていた。圧倒的な快感。美穂は、恥ずかしそうに早川さんを見つめている。
「マジで言ってるの?」
早川さんは、びっくりした顔で美穂に聞く。
『うん。あの時、早く出来てたらきっと今も……』
美穂は、何か言いかけてやめた。僕は、今までにない危機感を感じてしまっている。今さらこんな危機感を感じるのも手遅れな気がするが、僕は後悔し始めていた。
「美穂……。俺、ずっと謝りたかったんだ。ずっと美穂のことが気になってた」
自分の上にまたがって腰を激しく動かし続ける美穂に、早川さんは真剣な顔で言う。すると、美穂はなんとも言えない嬉しそうな顔になり、自分から身体を倒して早川さんにキスをし始めた。セックスのプレイとしてのキスと言うよりは、思いを込めたキス……。そんな感じのキスにしか見えない。
美穂は、腰を動かし続ける。もう、イキそうだと言っていた早川さんにかまわず、腰を振り続けている。早川さんは、美穂を抱きしめて舌を絡ませ続ける。どこからどう見ても、愛し合ってるもの同士のセックスだ。僕は、敗北感にまみれながらも息を殺して覗き見を続ける。
きしむベッドの音、荒い息遣い。時折漏れてくる美穂のうめくような声。僕と美穂の夫婦の寝室は、もう完全に二人の寝室になってしまっているし、子作りの部屋と化している。
そのまま、つらい時間が続く。美穂は、キスをしながらでもわかるほどとろけた顔になっている。気持ちよくて仕方ない、幸せで仕方ない……。そんな雰囲気になってしまっている。
すると、早川さんがうめきながら射精を始めた。同時に、美穂は腰を一番下まで下ろして身体を震わせる。この状況でも、二人はキスをやめない。夢中で舌を絡め、相手の舌を吸ったりしている二人。長い時間が過ぎ、
『愛してる』
と、美穂が恥ずかしそうに言う。早川さんも、
「愛してるよ。赤ちゃん、出来たかもね」
と、優しい声で言った。以前の美穂なら、ここで怒ったりぶっきらぼうな態度を取ったと思う。でも、今の美穂は早川さんの胸に頬を埋め、幸せそうに微笑んでいる。ドアを薄く開けて覗いている僕に、気がついているはずなのに見ようともしない……。
そのまましばらく甘えた仕草をしていた美穂が、身体を起こしてペニスを抜く。そして、まだ半勃ちくらいになっている早川さんのペニスをくわえて綺麗にし始めた。こんな風に、セックス後に奉仕をするのも、自然な流れになってしまった。
美穂は、丁寧に口での奉仕を続けている。心を込めてしているのが伝わってくるようなやり方だ。普段のちょっと怖い彼女からは想像も出来ないような、従順な態度だ。
『まだ固いままだね。続けて出来る?』
美穂は、恥ずかしそうにそんな事を言う。
「もちろん。どうする? バックでする?」
早川さんは、優しい口調で質問する。すると、美穂は恥ずかしそうにうなずき、四つん這いになっていく。美穂が、他の男の目の前で四つん這いになり、お尻を突き出している……。そう思うだけで、僕は身が焦げそうな嫉妬を感じてしまう。
「中からあふれてきてるね」
早川さんが、美穂の膣口を見てそんな風に言う。
『は、恥ずかしいよ。見ないで。早く入れて』
美穂は、可愛らしい女の子みたいな言葉遣いで言う。普段の彼女なら、切れて男みたいな言葉で文句を言うと思う。でも、そんな気配もない。
「ダメ、もっと見せてよ。美穂の中に俺の精液が入ってると思うと、すごく興奮するよ。美穂もでしょ?」
早川さんは、美穂の膣口をのぞき込むようにして言う。
『……うん。興奮する。子宮の中にオサムの精液が入ってくると思うと、すごく興奮する。妊娠したいって思う』
美穂は、うわずり気味の声で言う。どう聞いても、本気でそう思っているような感じだ。僕を興奮させるために、そんな事を言っている……。そう思いたいけど、そうではないだろうなと感じてしまう。
「自分でもっと拡げてみてよ」
早川さんが言う。すると、美穂は怒ったりもせず、素直に自分で膣口を拡げ始めた。僕の所からではその部分は見えないが、美穂がお尻を突き出したまま膣口を拡げているのは間違いない……。
『見える? オサムのが、あふれてくるよ。ねぇ、もっと中に出して欲しい。子宮の中、オサムのでいっぱいに満たして欲しい』
美穂は、熱のこもったような声でおねだりをする。僕は、ただただ絶望的な気持ちになりながらも、二人のことを覗き続ける。
「じゃあ、入れるよ。美穂、愛してる」
そう言って、早川さんは美穂の膣にペニスを押しつける。すると、早川さんが入れる動きをする前に、美穂がお尻を押しつけるようにしてペニスを挿入してしまった。
『うぅあっ、オサム、気持ちいい。入れただけでイキそう』
美穂は、興奮にうわずった声で言う。そして、そのまま腰を動かし始めた。お尻を早川さんの下腹部にぶつけていくように動かす美穂……。
『あっ、アンッ、当たる。オサムのおチンポ、子宮に当たってる。気持ちいいよ。すごく気持ちいい。オサム、愛してる』
美穂は、熱に浮かされたようにそんな言葉を口にする。
「俺も気持ちいいよ。美穂、愛してる」
早川さんが気持ちを込めたように言う。すると、美穂は本当に良い笑顔になり、さらに腰の動きを早くしていく。
『あっ、うぅっ、うぅあっ、オサム、気持ちいい。もうダメ、すぐイッちゃう。これ気持ちいいの。奥に強く当たってるのっ』
美穂は、夢中で腰を動かしながらあえぐ。本当に気持ちよさそうな顔で、お尻が音をするほど強くぶつけ続ける。
早川さんは、満足げな顔で美穂のお尻のあたりを見つめている。避妊具なしのセックスが常態化してしまって、いつ妊娠しても不思議ではないような状況だ。それなのに、僕はそれを止めることもせず、こんな風に覗き見するのが楽しみになっている……。美穂もやり過ぎだと思うけど、僕はもう壊れてしまったのかもしれない。さっき射精をしたばかりなのに、僕のペニスは勃起しすぎて手も触れていないのに縦に脈打つように揺れている。
美穂が、うめくような声を上げながらシーツをギュッと握る。早川さんはそんな美穂の腰を両手で掴むと、腰を動かし始めた。力強く、奥に押し込むように腰を使う彼。美穂は、背中を弓なりにのけ反らせながら、
『あっ、あぁっ、イ、イクっ、オサム、気持ちいいっ! もっとしてっ! もっと奥にっ! うぅう゛っ! イクイクっ! イッちゃうっ! 愛してるっ、オサム、一番愛してるっ!』
と、熱に浮かされたように叫ぶ。僕の存在を忘れてしまったような美穂に、強い焦燥感を感じてしまう。
「ナオ君よりも?」
早川さんは、そんな風に質問する。
『そ、そんなの言えない……』
美穂は、弱々しく言う。こんな弱い姿は、僕の前では絶対に見せることがない。僕は、早川さんに強い嫉妬を感じてしまう。でも、嫉妬を感じれば感じるほど、僕のペニスは制御を失ったように勝手に上下に揺れ続ける。すでに、手も触れていないのに射精感までわいてきている。
「じゃあ、もう抜くよ」
そう言って、早川さんはペニスを抜き始める。長いストロークで抜けていくペニス……。
『ダッ、ダメッ! 抜いちゃダメ。オサムの方が気持ちいい。オサムとのセックスの方が、ずっと気持ち良いよ』
美穂は、泣きそうな顔になっている。でも、表情とは裏腹に、美穂の身体は小刻みに痙攣するような動きを見せている。快感に、勝手に身体が反応しているような感じだ。
「よく言えました。じゃあ、イカせてあげる」
そう言って、早川さんは腰を動かし始めた。それは、ピストンと言うよりも破砕機のような激しい動きだ。肉がぶつかる音が響き、ベッドを通して床まで揺れるような動きだ。
『あっ、あぁっ!! アグッ、アガッ、ダメ、イクっ、オサムダメッ、イクっイグッ、んおぉおおっ! おぉおお゛っ!』
美穂は、快感が強すぎるのか言葉にならなくなっている。雄叫びのような野太い声と甲高いあえぎ声が入り交じり、快感が強すぎるのが伝わってくる。
早川さんは、奥に押し込むようにして短いストロークで激しく膣奥を責め続ける。美穂は、のけ反りすぎて天井を見ながらあえぎっぱなしになっている。四つん這いのまま、脚を早川さんの身体に絡みつかせるようにして震わせる……。こんなにも激しいセックスを、ほとんど毎晩のようにしてしまっている二人。
今までの空白期間を埋めるようにしている感じだ。すると、美穂はさらに身体をのけ反らせ、身体を大きく震わせる。声は、ほとんど出ていないような感じだ。全身が硬直しているのがよくわかる。そして、急に硬直が解け、ぐったりとベッドに突っ伏してしまう。
「すごいね、派手にイッたね。膣がうねってるよ」
早川さんは、そんな風に言う。美穂は突っ伏したまま、
『ご、ごめんね、一人でイッちゃった……』
と、弱々しく言う。精根尽きた感じだ。僕は、身体の相性が良いとここまで深い快感を感じることが出来るんだなと、敗北感と劣等感にまみれながら思った。すると、早川さんは床に突っ伏したままの美穂をさらに責め始めた。
うつ伏せに寝たまま、バックで犯される美穂……。寝バックという体位になると思うが、僕はしたことがない。僕のペニスでは、おそらく抜けてしまう。ある程度の長さがないと、寝バックは出来ない……。
『ダメぇ、オサム、もう無理、あぁ、あっ、あぁっっ! 死んじゃう、気持ちよすぎておかしくなっちゃうっ』
美穂は、泣き声のような声で言う。脚はまっすぐに伸びたまま、打ち下ろされるように腰をぶつけられている美穂……。シーツをギュッと握りしめ、悲鳴のような声を上げ続ける。
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