前回の話
僕は、自分が勃起していることにショックを受けていた。いちかがあんなことをしているのに、どうして興奮しているのだろう? 強いショックを受けて泣きそうな気持ちになっているはずなのに、なぜか股間は制御を失ったように勃起しきっている。こんなにもギンギンに固くなったのは、高校時代以来の気がする。
画面の中のいちかは、次の準備をしている。施術台にタオルを敷いたり、シャワーブースの中をタオルで拭いて水気を切ったりしている。でも、そうしている間にまた電話が鳴る。
いちかは受話器を取って、また”はい”と2回くらい言う。少しすると、さっきと同じようにドアがノックされて店員さんの声とともに男性客が入ってくる。休む暇もないタイミングだ。
『フフ。待ってたよ』
いちかは、すごく親しげに言う。
「ごめんごめん。なかなか忙しくてさ。ホント、会いたかったよ」
男性客は、ネクタイを緩めながら言う。ワイシャツ姿の彼は、どこから見てもサラリーマンという感じだ。おそらく、30前後。なかなか爽やかな感じの男性だ。
『ホントに? どうせ、違うお店とか行ってたんでしょ?』
いちかは、少しすねたような感じで話をしている。男性は、少し慌てたような感じで、
「そんなわけないって。いちかちゃん以外、ぜんぜん興味ないもん」
と言う。僕は、びっくりしてしまった。いちかの本名を知っている? お店では、ユキという名前のはずだ。でも、いちかは慌てた様子もなく、
『本当に? もう、私のこと飽きちゃったんでしょ?』
いちかは、本当にすねたような仕草で言う。僕は、ドキドキしっぱなしだった。これは、演技なんだろうか? それとも、本気ですねている?
「そんな事ないよ。いちかちゃんに会いたくて、毎日考えてたよ。いちかちゃん、どうしてるかなって」
男性も、真面目な口調で言う。もう、何が演技で何が本気なのかまるでわからない。すると、いきなりいちかが目を閉じて軽くアゴを上げる。まるっきり、キスを待つような仕草だ。僕は、脚が震えていた。いちかのまさかの行動に、思考が追いつかなくなってしまっている。
すると、男性客はいちかの肩を抱くようにしながら唇を重ねた。いちかが、他の男とキスをしている……。僕は、あまりのショックに吐きそうになってしまう。男性は、そのまま舌を使うようなキスに切り替えていく。いちかは、なすがままだ。嫌がる素振りもない。それどころか、男性の身体に腕を回して抱きつくような形になっていく。
男性も、いちかのことを抱きしめながらキスを続ける。そして、舌を絡ませるキスに変わっていく。カメラは、絡み合う舌まで映してしまっている。僕は、見たくないのに目が離せなくなってしまった。
二人は、熱烈なキスを続ける。プレイのオプションとしてしているような感じではなく、本当の恋人同士のようなキスに見えてしまう。
そのままキスが続き、少しすると、
『私も会いたかった。岩田さんの事ばっかり考えてたよ』
と、はにかむように言ういちか。僕は、悪い夢の中に迷い込んでしまったような気持ちになっている。とても現実とは思えないような地獄のような状況……。
「俺もだよ。いちかちゃん、大好きだよ」
男性は、真剣な顔で言う。
『ヘヘ、嬉しいな……』
いちかは、本当に照れたような顔で言う。男性は、いちかを抱きしめてまたキスをした。僕は、今まで感じたことのない危機感を感じていた。これでは、まるっきり恋人同士のように見えてしまう。
いちかは、キスをしながら男性の服を脱がせていく。さっきのお客さんとは違う対応だ。そして、男性を全裸にすると、いちかも上半身裸になる。男性は、施術台の上に仰向けで寝転がると、いちかの身体を見つめている。
『恥ずかしいよ……。そんなに見ないで。いま、頑張って痩せてるんだから』
いちかは、はにかむようにしながら言う。ムッチリした身体。たぶん、体重は60kg以上あると思う。でも、顔がスリムなせいで太っている印象はない。
「痩せなくて良いよ。そのままのいちかちゃんが好きだから」
男性は、照れもなくそんな事を言う。いちかは、
『嬉しいな……。私も大好き』
と、甘えたような仕草をしながら言う。そして、彼の乳首を舐め始めた。マッサージも何もなく、いきなり性的なサービスを始めるいちかに、僕はドキドキしてしまう。常連へのサービスの範囲を超えてしまっているように見える。
いちかは、乳首を舐めながら彼のペニスをしごき始める。
『フフ。カチカチ』
嬉しそうないちか。そして、男性は手を伸ばしていちかの胸を触り始めるが、まるで抵抗していない。逆に、嬉しそうな顔になっているように見える。
男性は、いちかの胸を揉みながら、
「柔らかいね」
と、嬉しそうに言う。
『フフ。岩田さんは固いよ。カチカチ』
いちかは、幸せそうに言う。
そのまま、乳首舐めをしながらの手コキを続ける。マッサージを始める気配もない。すると、いちかは男性のペニスを舐め始めてしまった。嬉しそうにペロペロと舐めながら、男性の乳首も触ったりしている。
「気持ちいい。いちかちゃん、すぐ出ちゃうよ」
男性は、そんな風に言う。考えてみれば、まだシャワーも浴びていない。いちかは、本当にこの客のことを好きなんだろうか? それとも、常連として定着させるために演技をしているのだろうか? 僕は、不安になってしまう。
『まだダメ。じゃあ、代わってくれる?』
いちかはそう言いながらスカートも脱ぎ始めた。そのままショーツも脱ぐと、完全に全裸になってしまった。他の男の目の前で、全裸になってしまったいちか。僕は、絶望的な気持ちになってしまう。
そして、いちかは施術台の上に仰向けに寝転がり始めた。客の男性は、おもむろにいちかの足下に移動すると、脚を拡げてアソコを舐め始めた。いちかは、やっぱり抵抗せずに舐められている。
『ンッ、あっ、気持ちいい。岩田さん、気持ちいいよ』
いちかは、気持ちよさそうに声を上げる。男性は、ひたすらいちかのクリトリスのあたりを舐め続ける。
『ンッ、あっ、アンッ、もっと。もっと舐めて。気持ちいいっ』
いちかは、あっけなくあえぎ始めてしまった。施術台の上で、全裸のいちかがアソコを舐められている……。それは、想像もしていなかったような状況だ。まるっきり、逆だと思う。いちかが責めるならまだわかる。でも、いちかはクリトリスを舐められてあえぎっぱなしになってしまっている。
こんなオプションはないはずだ。どうしてこんなことになってしまっているのだろう? 僕は、ただただ戸惑うばかりだ。でも、さっきから僕は勃起してしまっている。認めたくないが、僕は興奮して勃起してしまっている。
『あっ、あっ、あっぁぁっ! 岩田さん、もうダメ、イッちゃう。もうイクっ、うぅっ、イクっ、イクゥ~ッ!!』
いちかは、腰を浮かせ気味にして叫ぶ。男性は、舐めるのをやめた。口の周りは、いちかの蜜でぬらぬらと光っている。男性は、腕で口元を拭うようにしながら、
「イッちゃったね。相変わらず敏感だ」
と、嬉しそうに言う。
『岩田さん、上手だもん。私の気持ちいい所、全部知ってるもんね』
いちかは、甘えたような感じだ。本当に親しげと言うか、心を許しあっているように見えてしまう。
「まぁ、長いからね。いちかちゃんとは」
男性は、そんな風に言いながらカバンから何かを取り出す。そして、それを破り始めた。それは、どう見てもコンドームだ。男性は、当たり前のようにコンドームを装着する。いちかは、それを黙って見ているような感じだ。
男性は、当たり前のようにいちかに覆い被さっていく。いちかは、抵抗するどころか脚を拡げる。そして、男性はそのままいちかに挿入してしまった。
『あぁっ、岩田さん、気持ちいいです』
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