前回の話
僕は、ビックリしすぎて身体を跳ねさせるようにして叫んでしまった。振り返ると、いちかが僕を見つめている。僕は、いちかの動画を見ながら射精したばかりだ……。
『オナニーまでしてるの? どうして? 私の……その……浮気の動画だよね? それって……』
いちか自身も、戸惑っているのがよくわかる。僕は、しどろもどろになりながら、結局、言葉にならないうめき声のようなものをあげるばかりだ。
『もしかして、お店の動画もあるの?』
いちかは、そんな質問をしてくる。僕は、素直にうなずいてしまった。
『それでも、止めなかったんだね。どうして? 興奮するから?』
いちかは、全くの無表情だ。感情のない顔が、こんなにも怖いものだとは知らなかった。いつも、ニコニコ笑顔のいちか……。風俗店で働かざるを得ない状況でも、彼女は笑顔を忘れていなかった。
僕は、色々な言い訳が頭をよぎる。でも、結局出てきた言葉は、
「う、うん」
だった。いちかは、ここでいきなり笑った。
『そうだったんだね。パパ、そう言う性癖だったんだ。だったら、早く言ってくれれば良かったのに。もっと、ちゃんとビデオ撮ってあげたのに』
いちかは、予想に反してニコニコと上機嫌になっている。僕は、いちかの心の動きがまったく見えなくなっている。いちかの浮気もそうだが、こんな隠し撮りは離婚事由になり得ると思う。なぜ笑い始めたのだろうか?
僕は、正直に告白した。最初は、ただ心配だったから動画を撮影出来るようにしたと言う事、そして、動画を見ている打ちに興奮するようになってしまったこと……。
『……離婚するって考えてる?』
いちかは、そんな質問を投げてきた。僕は、ただただ慌てていた。離婚されてしまう……。そんな危機感で、胸が痛くなってきた。僕は、考えていないと言った。すると、いちかは予想に反して涙を流した。
『ごめんなさい。浮気しちゃって……本当にごめんなさい。もう、しません』
いちかは、さっきまでのニコニコしていたのがウソのように、申し訳なさそうに謝り続ける。僕は、いちかの心の動きがますますわからなくなってしまう。そして、僕は同じように謝った。隠し撮りをしていたことを、心から詫びた。
『怒ってないよ。怒れるわけないよ……。本当に、ごめんなさい。お客さん、捕まえないといけないって焦っちゃって……』
いちかは、そんな風に言い訳をする。でも、それは言い訳ではなくて本当のことなんだろうなと思った。ノルマとか、ランキング。風俗店なんて、それがキツいに決まっている。僕は、僕の方こそツラい思いをさせてゴメンと言った。
『ううん。仕方ないよ……。でも、パパは興奮したんだよね? どうして? イヤじゃない?』
いちかは、そんな質問を投げてきた。僕は、イヤじゃないと告げる。理由はわからないが、興奮してしまうと言う事も再度告げた。
『……もしかして、見たいって思ってる?』
いちかは、探るように聞いてくる。僕は、思わず固まってしまった。でも、結局うなずいてしまった。
『やっぱりそうなんだ。ねぇ、わざと止めなかったの? 私が不倫するの、見たいって思ったから?』
いちかは、僕を問い詰めるように言う。いつの間にか、立場が逆転してしまった感じだ。浮気したのは彼女なのに、なぜか主導権を彼女が握っているような状況になってしまっている。
僕は、もう躊躇することもなくうなずく。
『……じゃあ、止めないの? 私がその……お店でしてることとか』
いちかは、さすがに口ごもる。でも、僕はすぐにうなずいてしまう。
『そうなんだ……私のこと、愛してる?』
いちかは、僕の目をまっすぐに見て質問する。僕は、圧を感じながらもうなずく。
『……じゃあ、ちゃんとしたビデオで撮ってきてあげる』
いちかは、そんな風に言う。僕は、まさかの展開に言葉に詰まる。これは、僕が妻の不倫を公認したと言う事になると思うし、いちかは僕の覗き見を許可したことになる……。
いちかは、
『じゃあ、今日はもう寝ようよ。もう、こんな時間だよ』
と言って寝室に戻っていく。僕は、いまの状況がまるで信じられない気持ちだ。正直、思い通りになった……。夢のような状況だ。でも、良いのだろうか? こんないびつな夫婦関係は、許されるのだろうか? そんな風に思ってしまう。
僕は、精液を処理したあと、寝室に戻った。いちかは、すでに寝ている。僕は、いちかの寝顔を見ながら、本当にこれで良かったのかな? と思いながら寝た。
次の朝、いちかはいつも通りだった。何一つ変わったことがない感じだ。息子もニコニコしているし、幸せな朝の光景だ。
『コーヒー飲む?』
いちかは、朝食のパンやスクランブルエッグを並べながら、笑顔で聞いてくれる。僕は、うんと頷きながら朝食を食べ始める。昨日のことは、夢だった? そんな風に思ってしまうほど、いちかはいつも通りだ。
そして、僕は不思議な気持ちのまま家を出た。働いている間も、色々な事が頭をよぎる。今日は、出勤日だっただろうか? 本当に、ビデオを撮るつもりなんだろうか? 何も考えがまとまらない。
ミスを繰り返しながら時間が過ぎていく。僕は、結局最後まで集中出来ないまま仕事を終えた。まっすぐに帰宅すると、いちかも息子もいる。笑顔でおかえりと言ってくれる二人。僕は、今日は出勤日じゃなかったのかな? と思った。そして、朝と同じで楽しい食事の時間が過ぎていく。
そして、食事を終えて風呂に入り、風呂から出ると、
『パパ、約束したヤツ。お風呂入ってくるから、その間に見てね。なんか、恥ずかしいな……』
と言いながらSDカードを渡してきた。小さいカードではなく、ビデオカメラに使うサイズの大きいカードだ。僕は、一気に脇から汗が噴き出し始めた。早速もう撮ってきてくれた……。想像もしていなかった。
いちかは、そのまま恥ずかしそうに風呂に行ってしまう。僕は、かなり慌てながらノートパソコンを立ち上げ、SDカードをスロットルに差し込んだ。
すぐに中を確認すると、ビデオファイルが4つもある。僕は、イヤな予感を感じながらも動画を再生した。個室を映し出す映像。ほとんど部屋を全部撮している。ウチにあるカメラは4Kのタイプなので、かなり映像がクリアだ。
これは、どこに置いて撮っているのだろう? とても隠し撮りしているような映像には見えない。
いちかは、カメラを見ている。場所の調整をしている感じだ。すると、すぐに電話が鳴る。いちかは、電話を取ると返事を2回した。少しすると、ドアがノックされる。いちかが返事をすると、店員さんの明るい声とともにお客さんが入ってくる。
「こ、こんにちは」
入ってきたお客さんは、この前の童貞の20歳の男の子だった。
『あら、ナオ君。また来てくれたんだ。もう、来てくれないかと思ってたわ』
そんな風に言いながら、彼の服を脱がせ始めるいちか。男の子は、いきなり脱がされて驚いた顔になる。でも、なすがままだ。
「どうしてそう思ったんですか?」
男の子は、そんな風に質問する。
『うん。だって、最後までしちゃったでしょ? もう、こんなおばちゃんとする意味もないのかなって』
いちかは、そんな風に言いながら自分も服を脱いでいく。慌てる男の子。
「い、いや、オプションつけてないですし」
『良いの。ナオ君可愛いから』
「そんな……。ユキさん、凄く綺麗です。全然おばちゃんじゃないです。会いたかったです」
男の子は、恥ずかしそうに言う。僕は、こんなに若い子が風俗にハマるものなんだなと、心から驚いていた。
『嬉しい。じゃあ、今日はサービスしちゃうわ』
いちかはそう言って、彼を抱きしめてキスをした。いきなり、かなり濃厚なキスを始めた感じだ。男の子は、少し戸惑いながらもすぐに舌を使い始める。そして、いちかを抱きしめる。
いちかは、急に身体の向きを変えた。カメラに対して横向きになりながら、さらに激しく舌を使い始める。僕は、わざわざ見えやすくするためにしたのかな? と思ってしまった。
いちかは、見るからに大学生という感じの男の子にキスを続ける。僕は、すでに興奮して完全に勃起してしまっている。なぜ、いちかが他人とキスをしている姿に興奮をしてしまうのだろう? そんな事を考えながらも、二人のキスを見つめ続ける。
『フフ。口開けてみて』
いちかがイタズラっぽく指示をすると、男の子はすぐに少し上向き気味に口を開ける。いちかは、男の子の口の中に唾液の塊を垂らしこんでいく。
「も、もっと下さい」
男の子は、すぐにいちかの唾液を飲み干すと、おかわりをおねだりする。いちかは、嬉しそうに何回も男の子に唾液を飲ませていく。
『美味しい?』
「美味しいです。本当に美味しい……」
男の子は、心から嬉しそうだ。いちかは、もう一度唾液を垂らしこんだあと、またキスを始めた。
もう、メンズエステでもなんでもない……。これでは、ただの風俗店だ。マッサージをして、最後に手で抜いてあげる。そんなサービスをする店のはずだ。いちかは、嬉しそうにキスをしながら男の子のペニスを手でしごき始める。うめきながらキスを続ける男の子。いちかは、まるでカメラに見せつけるようにキスや手コキを続ける。
『もう、出ちゃいそうだね。どうする? まずはお口に出しちゃう?』
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