前回の話
「フフ。ちゃんと出せたね。嬉しいな……いっぱい焼き餅焼いてくれたね」
玲奈は、精液を中に注ぎ込まれながら、幸せそうな笑顔になっている。僕は、愛していると言いながらキスをした。射精し終わったペニスが柔らかくなっていくのを感じながらも、夢中で舌を絡めていく。
玲奈も、嬉しそうに僕に抱きつきながら舌を絡めてくれる。でも、僕の頭の中は、アイツとキスをする玲奈のイメージでいっぱいだ。どれだけ長時間キスをしたのだろう? 玲奈は、僕ともしたことがないくらいに長いキスをしたと言っていた……。
本当に抱かれたいと思ったの? と聞いた。僕を煽るために言ったのか、本心だったのか気になって仕方ない。
「フフ。ナイショ。言ったでしょ? デートの思い出は、雅治さんと私の二人だけの秘密だよ」
玲奈は、イタズラっぽい笑みを浮かべながら言う。僕は、その言葉に嫉妬心が燃え上がるのを感じた。
「ケイちゃんの、また固くなってきた。ねぇ、まだ出来る? もう少し……して欲しいな」
玲奈は、顔を真っ赤にしながら言った。僕は、玲奈の心の中を想像していた。本当に、雅治とセックスをしたかったのではないか? 抱いて欲しいと思っていたのではないか? そんな想像ばかりが膨らんでいく……。
僕は、ほとんど完全に勃起したペニスを動かし始めた。射精直後のなのに、くすぐったいような感じはない。強い興奮と独占欲を感じながら、夢中で腰を動かし始めた。
「あっ、ンッ、ケイちゃんの、固くなってる。嬉しいな」
玲奈は、控えめなあえぎ声とともにそんな事を言ってくれる。愛情を感じて、本当に嬉しい。でも、こんなにも愛してくれる玲奈を、他の男とデートさせている……僕は、自分でも何をやっているのだろう? と、今さら後悔も感じてしまう。
「気持ちいい? 変なこと言ってごめんね、愛してる」
玲奈は、そんな事を言ってくれる。でも、本心を知りたいと思ってしまう。玲奈は、どこまで本気で言ったのだろう? 雅治に抱かれたいといった言葉は、本気だったように感じた。
僕は、またキスをした。すぐに玲奈も舌を絡めてくれる。キスをしながらしていると、興奮も快感もどんどん大きくなっていくのを感じる。
でも、自分でも不思議なほどペニスが柔らかくなっていく。興奮はしているのに、玲奈に愛していると言われると、安心して穏やかな気持ちになっていく。それが、勃起を維持出来ない原因なんだろうか?
「ケイちゃん、柔らかくなってきたよ。私がもっと雅治さんのこと好きになった方が良い? でも、もう好きになってるよ……」
玲奈は、恥ずかしそうに言った。僕は、不思議なほどその言葉に興奮し、腰を激しく動かし始めた。
「あっ、ンッ、気持ちいいっ。ケイちゃん、すごく固いよ。もっとしてっ」
玲奈は、やっぱり顔を赤くしたままおねだりのようなことを言う。無理をさせてしまっているのかな? と、思いながらも、玲奈にそんなおねだりをされると猛烈に興奮してしまう。
僕は、小柄な彼女の身体を抱きしめながら腰を動かし続ける。絡みついてくる生膣の感触に、どんどん射精感が高まっていく。でも、結局玲奈は雅治とキスしかしなかったんだなと思うと、さっきまで感じていた嫉妬や焦燥感が薄くなっていくのを感じた。
「ゴメンね、その……柔らかくなった……」
僕は、すっかりと小さくなってしまったペニスを引き抜きながら謝った。
「ううん。ちゃんと出してくれたから、嬉しかったよ。赤ちゃん、出来るかな?」
玲奈は、幸せそうな顔だ。僕は、玲奈を抱きしめて愛していると言った。
「私も愛してるよ」
玲奈も、幸せそうに言ってくれた。
次の日、雅治が会社に来た。彼の車でコンビニのコーヒーを飲みながら話をした。昨日の報告に来たみたいだ。でも、僕はすでにドキドキしていた。この車の中で、玲奈が雅治とキスをした……。そう思うだけで、嫉妬で身もだえしてしまいそうだ。
「玲奈ちゃんから、聞いた? キスしたけど」
雅治は、少し申し訳なさそうな顔になっている。僕は、聞いたと告げた。そして、どんな感じだったのか教えてくれとも言った。
「マジか。聞きたいんだ」
雅治は、驚いた顔になる。でも、すぐに笑顔に変わった。
「楽しかったぞ。なんか、本当に学生時代のデートみたいで」
雅治は、そんな事を言いながら車のナビ画面を触り始めた。何をしているのかな? と、思っている僕に、
「これ、ドライブレコーダーの画面が確認出来るんだよ」
と、説明した。それでも、いまいち彼が何をしようとしているのかわからない。でも、画面に映ったものを見て納得した。その動画は、車内を撮している。正確には、車内も撮しているという感じだ。ほとんど360度の映像が見られるタイプのようだ。
画面の中には、玲奈が映っていた。外には、ベイブリッジも映っている。
「すごいね、本当に綺麗。でも、よくこんな場所知ってるね。なんか、すごくわかりづらそうな場所だよね?」
玲奈が、夜景を見ながら話をしている。音声も、すごくクリアに聞こえてくる。僕は、まさかのドラレコの使い方に驚きながらも、すでに勃起してしまっている。
二人きりでドライブ……そして、夜景スポットで停まっている。もう、何か起きるのが確定しているような状況だ。
「仕事で港はよく来るんだよね。コンテナとか触るからさ」
「そうなんだ。本当は、色々な女の子連れてきてるんじゃないの〜?」
玲奈が、おどけたように言う。
「まぁ、たまにね。でも、今日は本当に楽しかったよ。学生の頃に戻ったみたいでドキドキしたし」
「ドキドキしたの? ときめいた?」
玲奈は、雅治のことを見つめている。なんというか、瞳が濡れているように見える。
「うん。ときめいた。今も、すごくドキドキしてるよ」
雅治は、真剣な顔だ。すると、玲奈がスッと手を伸ばしていき、彼の胸に手を当てた。
「ホントだね。ドキドキしてる。フフ、意外に可愛いんだ」
玲奈は、楽しそうに言う。こんなにも無警戒で無邪気な顔は、僕にしか見せない顔のはずだ。玲奈は、雅治の胸に手を当てたまま彼のことを見つめる。
視線が絡み合う……僕は、すっかりと横にいる雅治のことを忘れて画面に釘付けだ。
「わ、私も……ドキドキしてるんだよ」
玲奈は、すごく恥ずかしそうに言い始めた。
「そうなの?」
雅治は、少し緊張が見える。
「……確かめてみて」
玲奈は、そんな事を言ってしまった。雅治は、緊張気味にうんと答えると、そっと手を伸ばしていく。そして、手の平が玲奈の胸に触れた……止めてくれと声が出そうになるが、僕はなぜか完全に勃起してしまっている。
「本当だね」
玲奈の胸に手の平を押しつけながら、雅治が緊張気味に言う。
「今日は、ずっとだよ。ドキドキしてときめいてたよ」
玲奈は、胸を触られながら言う。これは、玲奈から聞いていない……。胸を触られた事は、言わなかった。さすがに、やり過ぎたと思ったのだろうか? 言わなかったと言う事は、隠し事が出来たということだと思う。
僕は、裏切られたような気持ちになりながらも、興奮を抑えられない。すると、画面の中の二人が、無言で見つめ合う。二人とも、感情が表に出ているような目をしている。好きという感情……それが、溢れているようだ。
僕は、子供頃に学校で忘れ物をしたときのような感覚になっていた。焦りというか、焦燥感というか、この世が終わるような錯覚……。すると、玲奈がスッと目を閉じた。そして、アゴを軽くあげた。
そう言えば、キスの詳細までは聞いていなかった。玲奈も、長い時間キスをしたとしか言っていない。これを見る限り、玲奈の方がキスを求めた感じだ……。
雅治は、玲奈のアゴの下に指を持って行き、軽く持ち上げるようにしながら唇を重ねていく。唇が触れてしまった……。でも、玲奈は顔を背けることもない。
そのまましばらく唇を重ね続ける二人。でも、唇を押しつけているだけで、動きはない。そのまま、さらに時間が経過していく。すると、玲奈が雅治に腕を回して抱きつき始めた。
雅治も、玲奈を抱きしめる。そして、抱きしめながら唇を押しつけ続ける。さっきまでよりも、強く押しつけているのがわかる。
舌こそ絡めていないが、感情が表に溢れ出ているような、愛のあるキスに見えてしまう……。そのまま、二人の長いキスが続く。
玲奈から聞いていたので、長いことは覚悟していた。でも、想像していた以上に長い……。
「……キスしちゃったね」
玲奈は、長いキスが終わると恥ずかしそうに言った。
「うん。イヤだった?」
雅治は、少し心配そうな口ぶりだ。
「イヤだったら、こんなに長くしないよ。すごく……ときめいた。ドキドキしちゃった……」
玲奈は、すっかりと牝の顔になっている。その表情だけで、オナニーが出来てしまいそうなほどとろけているように見える。
「俺も、ときめいたよ。好きって気持ちになった」
雅治は、直球勝負をする。
「ダ、ダメだよ、好きになったらダメだもん」
玲奈は、動揺が激しい。
「どうして? 好きになっちゃうのは仕方ないんじゃない?」
雅治は、情熱を感じるような表情だ。
「で、でも……」
言いよどむ玲奈に、雅治はまたキスをした。今度は、遠慮なく舌を差し込んでいく。
「うぅっ」
驚いたような声を漏らした玲奈。でも、ふりほどこうという気配もない。そして、雅治のキスは続く。舌を差し込み、玲奈の舌を絡め取るような濃厚なキスだ。
玲奈は、彼に抱きついたまま舌を絡め始めてしまった……。偶然かも知れないが、カメラはそんな様子を真正面からしっかりと撮している。玲奈の舌の動きは、すごくおとなしい。でも、雅治の舌に絡みついているのは、時折見えてしまっている……。
二人は、抱き合いながらキスを続ける。舌が絡み、抱き合う力も強くなっていくようだ。一体、どれだけ長くキスを続けるのだろう? 玲奈は、抱きつきすぎて助手席から運転席に身体が半分以上もズレている。
ほとんど彼の身体に全身を密着させているように見える……。僕は、玲奈がここまでするとは思っていなかった。と言うよりも、やろうと思っても出来ないと思っていた。
玲奈は、真面目だし引っ込み思案な性格だ。こんな風に、大胆なことが出来るような女性ではない……と、思っていた。
そのまま、キスを続ける二人。すると、玲奈の手が彼の股間に伸びていく。僕は、まさかの玲奈の行動に、アゴが外れそうなほど驚いてしまった。
「か、固くなってる……」
玲奈は、すごく緊張して恥ずかしそうだ。でも、しっかりと彼の股間の上に手を乗せている。握ったりしているわけではないが、確実に彼の股間の上に手を乗せてしまっている……。
「う、うん。ゴメンね、玲奈ちゃんを抱きたいって思ってる。ゴメン」
雅治は、普段のイケメンで女慣れしている態度がウソのように、緊張した感じになっている。彼の意外な一面を見た気持ちだ。
「……私も。ダメだけど、そう思っちゃった」
Purchase and enjoy MagabloSM!
This content is a MagabloSM (pay-to-view).
Purchase this content to continue to read!
What is MagabloSM?