前回の話
「俺も、愛してるよ」
雅治も、そんな言葉を口にする。玲奈は、嬉しそうな顔になりながら腰を動かしている。添い寝するような体勢なのに、玲奈は腰をくねらせるように動かし続ける。凄く動かしづらいはずなのに、玲奈は夢中で動かし続けている。
「玲奈、キスしながらしたい」
「私もして欲しい」
そんな会話をすると、二人はソファの上で正常位に移行していった。玲奈はすぐに抱きつき、キスをする。そして、しがみつくように抱きつく。雅治も、嬉しそうにキスをしながら腰を動かし始めた。
激しい動きではなく、入れたままこすりつけるような地味な動きだ。それでも、玲奈は幸せそうで気持ちよさそうな顔になっている。
「愛してる。玲奈、愛してるよ」
雅治は、一度その言葉を口にした事で、躊躇いがなくなったようだ。何度も愛していると言いながら、腰を動かし続けている。玲奈も、嬉しそうな顔で、
「愛してる。もう、ずっと一緒だよ」
と言った……。本当に、愛し合う二人のセックスみたいだ。もう、僕のED治療や僕の依頼なんか関係なくなってしまっている。このまま、玲奈を奪われる……そんな覚悟をしているほどだ。
二人は、キスをしながら愛し合う。キスを止める気配もないし、僕の事を話題に出す感じもない。そして、結局最後までキスをしたままセックスを終えた。そのあとも、二人はイチャイチャし続ける。恋人同士のように、甘い時間を過ごしていく。そして、動画は終わった。
もう、3時近くになっていた。今頃何をしているのだろう? まだ愛し合っているのだろうか? 抱き合って眠りについているのだろうか? 悪い想像ばかりが膨らんでいくが、さすがに眠気も限界になってしまった。
悪い夢を見て飛び起きた。もう、外は明るくなっている。無意識に隣を見たが、ベッドはもぬけの空だ。もしかしたら、朝になったら玲奈が戻っているんじゃないか? そんな期待もしていたと思う。でも、悪夢の続きのような状況だ。
玲奈はもう戻ってこないのではないか? そんな絶望的な気持ちになってしまう。そして、もしかしてと思って動画を確認した。すると、フォルダには動画が増えていた。
雅治は、何を考えているのだろう? この状況でも動画をアップしてくるという事は、まだ僕のお願いを聞いているだけだと思って良いのだろうか? 僕の寝取られ性癖を満足させるためのプレイ……そういう理解で良いのだろうか? でも、動画の中の二人は、駆け落ちでもしそうな程の関係に見えた。
僕は、結局迷いながらも動画を見始めた。動画の中では、また二人はイチャイチャとしながら爛れた時間を過ごしていた。勃起する度、発情する度、動物のようにまぐわう二人……。
もう、何度目のセックスなんだろう? 見ているのがツラい。
「ダメ、ちょっと待って、顔洗ってくる……すっぴんだから……恥ずかしい」
起き抜けの玲奈が、恥ずかしそうに言う。でも、雅治は抱きしめてキスをする。玲奈は、寝癖もついているし、顔もノーメイクのようだ。
いつもよりもかなり幼く見えるが、可愛い事には変わりない。メイクなんかなくても、まったく関係ないほどに可愛らしい。自分の嫁ながら、本当に可愛らしいと思ってしまう。
僕さえおかしな事をしなければ、僕だけの玲奈だったはずだ。今さら後悔しても遅いのに、どうしても後悔してしまう。
「恥ずかしくなんてないって。めちゃくちゃ可愛いよ。今まで見た事もないくらいに可愛い」
雅治は、そんな風に褒める。それは、実際にそう思っているのだと思う。
「……ありがとう。なんか、恥ずかしい……でも、雅治にだったら、ありのままの私を見てもらいたい」
玲奈は、気持ちを込めて言う。もう、危機感が大きくなりすぎて、マヒしてきているような感じもする。
「すっぴんの方が、好きだよ。なんか、そんな姿が見られるなんて、恋人同士なんだなって思えるし」
「うん。もう、恋人同士だよ。だから、もう他の子を連れ込んじゃダメだからね」
玲奈は、ヤキモチを焼いているような口ぶりだ。
「わかったよ。でも、玲奈は? アイツと一緒に暮らしてるでしょ? ズルくない?」
雅治は、少しおどけたような口ぶりだ。でも、嫉妬しているような表情にも見える。
「だって、結婚してるんだもん。仕方ないでしょ? 雅治も、恋人は作っちゃダメだけど、奥さんは作っても良いからね」
玲奈も、おどけて答える。
「なんだそりゃ。無理じゃん。恋人にならずにいきなり結婚なんて」
「うん。無理だよ。だから、ずっと私と恋人同士で良いんじゃない?」
玲奈は、独占欲を隠そうともしない。雅治は、そんな玲奈の言動に、妙に嬉しそうに微笑んでいる。
「じゃあ、アイツとはセックスしちゃダメだよ。もう、俺としかするな」
雅治は、命令口調だ。真剣に言っているように見える。
「……わかった。でも、手でしてあげるのは許してあげて。さすがに、可哀想だもん」
玲奈は、そんな事を言っている。僕は、勝手に話が進んでいき、置いてきぼりにされている心境だ。
「まぁ、手くらいなら。でも、口でしたり、キスしたりはダメだよ。もう、玲奈は俺のオンナだから」
雅治は、クールな感じで言う。なんというか、女性を所有物みたいに思っている発言に聞こえてしまう。今のご時世だと、反感を買うだけのような発言だと思う。でも、玲奈は嬉しそうにとろけた顔を晒している。
色々な意見があると思うが、結局こういう強い雄に引かれる女性は多いのだと思う。色々なきれい事を言う人間は、実際の恋愛経験が不足しているだけのような気がする。
「うん。玲奈は、雅治のオンナだよ。だから、もっと雅治の形に作り替えて」
玲奈は、脚を拡げて誘うような顔で言う。寝起き早々にするセックス……カメラは、ずっと回しっぱなしだったのだろうか?
これは、どういう意図で撮影を続けているのだろう? 僕のお願いを聞いてくれているだけ? 僕に対する、宣戦布告? 僕は、はしたなく脚を拡げて雅治を誘う玲奈を見て、興奮が抑えきれなくなってしまった。すぐにパジャマを脱ぐと、ペニスをしごき始めた。
昨日何度も射精をしたのに、ガチガチになっている。こんなに固くなったのは、いつ以来だろう? 10代の頃の記憶がよみがえるような感じだ。
「ゴメン、ゴム切れちゃってる。ドラッグストア行ってくるよ。ちょっと待ってて」
雅治が、空の箱を手に持って言う。コンドームを使い切るほどセックスをした……動画として上げられていない分も相当あるのだろうか?
「そのまま来て。大丈夫だから。もう、我慢出来ないもん」
玲奈は、発情した牝の顔で言う。なんとなく、こうなるんじゃないかな? と、予想はしていた。でも、最後の理性を働かせてくれると信じる気持ちもあった。
「いや、さすがにマズいでしょ。安全日とかじゃないんでしょ?」
雅治は、意外にも拒否している。親友の嫁を孕ませるのはマズい……そんな事を考える理性は残っているようだ。
「大丈夫だよ。本当に大丈夫だから。雅治、そのまま来て。愛してる」
玲奈は、微笑むような顔で雅治を誘う。迷ったような顔になっている雅治は、思わずという感じでカメラを見た。一瞬ですぐに玲奈の方に向き直ったが、玲奈もこっちを見ている。カメラに気がついた? 僕は、無性にドキドキしている。玲奈は、カメラの方を見つめたまま、
「早く来て。大丈夫だから。もしも妊娠しても、その方がケイちゃん喜ぶもの」
と言う。僕は、脇に汗が流れるのを感じた。気がつかれている……そうとしか思えない。
「う、うん。わかった。でも、中には出さないからね」
雅治は、そんな事を言いながらペニスを膣口にあてがう。そして、ゆっくりと腰を押し込んでいく。
「うぅ、あぁ、雅治、愛してる」
玲奈は、嬉しそうな声をあげる。一体、僕は何をしているのだろう? こんな動画を見ながらオナニーをしようとしている。完全に、狂った人間の行動だ。
「全然違うよ。雅治、すごく気持ちいい。こすれてる……気持ちいいところに雅治のがこすれてる。あんな薄いのがないだけで、こんなに違うんだね……愛してるよ」
玲奈は、生ペニスに貫かれながら幸せそうな顔になっている。自分の嫁のこんな顔を見せられたら、もうそれまでのようにやっていく事なんて無理だと思う。
「全然違うよ。玲奈の、すごく気持ちいい。絡みついてくる。愛してる。このまま、ずっと一緒にいたい」
雅治も、かなり感情的になっている。そして、腰を動かし始めた。朝だからか、動きはゆっくりだ。声が周りに響くのを気にしているのだろうか? それとも、時間をかけてじっくりと愛し合いたいのだろうか?
「雅治、キスして。キスしながらめちゃくちゃに犯して。生のおちんちんで、子宮にいっぱいキスして」
玲奈は、驚くような事を言い始めた。こんなアダルトビデオみたいな台詞を言うなんて、玲奈のイメージには全くない。
「玲奈ちゃん、意外にエッチだったんだ」
雅治も、少し驚いている。
「エッチな私は、嫌い?」
「大好き。もっと、エッチな子にしてあげるよ」
雅治は、嬉しそうにキスをした。そして、なまめかしく腰を動かしながら、首筋にキスをしたり乳首を指で刺激したりする。玲奈は、顔をとろけさせながらあえぎ続ける。すると、玲奈も雅治の首筋にキスを始めた。強く吸っているようなキスだ。
「イタタ、玲奈ちゃん、吸い過ぎだって」
雅治が痛そうに言う。でも、玲奈は吸い続ける。そして、玲奈がキスを止めると、クッキリとキスマークが残った。
「フフ、しっかりついた」
玲奈は、キスマークを見て嬉しそうに笑う。すると、雅治も玲奈の首筋にキスを始めた。見てわかるほど、強く吸っているのがわかる。
「雅治……もっと」
玲奈は、キスマークをつけられているのに嬉しそうだ。雅治は、胸にもキスマークをつけていく。あっという間に、5つもキスマークをつけられてしまった。
「玲奈、愛してる。もう、俺だけの身体だから」
雅治も、真剣だ。それにしても、二人がこんなにも愛し合っているのが不思議に感じる。
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